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大会後初めての部活に私はシューズも何も持たずに行った。
顧問には伝えてあったので部長とマネージャーさんにだけ伝えに。
部長は残念がってくれたけど喘息の症状も知っていたしお疲れ様、県大会本当に凄かったよと。
マネージャーさんは泣いて寂しいと言ってくれた。
走りたくなっちゃう前に家に帰った。
て「マネ泣いてるけど、何あったんだ?」
り「わからん。」
「Aやめたっぽい」
て・り「「まじで!?!」」
て「やばいじゃん。県大会2位の期待の星だったのに」
り「お前は目の肥やしにしてただけだろ」
て「いややめろよ!」
それから私は部活のなくなった学校に行く意味が感じられなくて、喘息が出るたびに自分の事が嫌いになって
いわゆる不登校になった。
母「なんか陸上部のてつや先輩が来てるみたいなんだけど、あげるよ?」
『てつや先輩…?わかった。』
て「いきなりきてごめん!」
『いやいや!頭上げてください』
て「ありがとう。体調悪いのかと思ってたけど家にいたんだね。ちょっと安心した。」
『あ、ありがとうございます?』
て「あの、お願いがあって、本当に酷だとは思うし申し訳無いとは思うんだけど、陸上部にはAちゃんが必要でみんないて欲しいって。」
『それは、、』
て「頼む!マネージャーとして、戻ってきてください!」
『あああ、頭上げてください。』
て「お願いします!!!」
『でも、、、』
て「すぐに答えは出ないと思う。考えておいて。またお邪魔させてもらってもいい、、?」
『…わかりました。わざわざありがとうございます。』
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作者名:雪の音 | 作成日時:2018年1月23日 12時