ダンス（白） (ページ26)

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私(ラウじゃない人にこんなことされたら、こんなにもドキドキしないんだろうなぁって。ラウだからこんなに心臓がうるさいんだなぁって。ラウが特別だって気付いたの。)

ラウール(えっ。)

私(だから私もラウのことが好き。ごめんね。自分の気持ちに気付くのが遅くて。)

私は自分がラウに伝えたかったことを伝えた。

ラウール(本当ですか？)

ラウは目をパチパチしている。

私(うん。私はラウのことが好き。)

ラウール(じゃあ、付き合ってくれますか？)

付き合うという言葉にとてもびっくりする。

だがこの言葉が今、私が一番欲しかった言葉だった。

私(こんな私で良ければ、お願いします。)

ラウール(やったぁー！)

そう言ってラウは私のことを抱き寄せた。

ラウール(うれしいです！)

強い力で抱きしめられる。

私(ちょっとラウ、苦しいよぉ〜)

とても幸せだった。

すると一人の男の人が近づいてきた。

その人は鼻をすすっていた。

もしかして泣いてる？

顔を覗き込んでみるとこーじだった。

私(えっ！こーじ？！？！どうしたの？)

ラウール(こーじくん？！？！なんでここに？今日、来れないんじゃ？ってか泣いてるし！)

向井(良かったなぁ二人ともぉ〜、、、泣)

どうやらこーじは、自分がいない方が仲直りが進むだろうと思って行かないようにしたが、結局心配になって様子を見にきたらしい。

そしたら感動して泣いてしまったそうだ。

いい友だちを持ったなぁと心の底から思った。

この後、３人で約束していた映画を見に行った。

運良く、恋愛ものの映画だった。

こーじは感動して泣いていた。

そんなこーじを見て私とラウは大爆笑。

このままずっと３人で居たいと思った。