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ペアダンスの発表の時間は、一組1分半ずつらしい。



参加するペアが毎年多いらしく、時間は少ない。



どういう雰囲気で、どんなテーマで踊るかをラウと話し合った。



話し合った結果、二人の男女が出会い恋に落ち、惹かれていくというものにした。



振り付けは自分達で考えなければいけない。



私はいつもその時の感情で踊っているため、振り付けを考えるのはとても難しい。



でも、ラウはダンスの経験が少しあるらしく、そこは補ってくれた。



毎日、昼休みに屋上に集合して二人で練習する。



部活に入ることが出来ず、青春というものを楽しむことが出来なかった私にとってラウと練習する時間は、かけがえのない時間だった。



そんなある日。



いつも通り学校に登校して自分の下駄箱を開けると、折り畳められた紙が入っていた。



私(なんだろう?)



こんな経験は初めてだ。



中を見てみると「昼休みに体育倉庫の前に来てください」と書いてあった。



私(どうしよう?)



昼休みはラウとのダンスの練習がある。



でも、わざわざ紙に書いて私の下駄箱に入れて置いてくれているという事は、よっぽど大事な事なのかもしれない。



ラウに「ごめん、今日の昼休み遅れる。」とメッセージを送って、自分の教室に向かった。

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作者名:パプ子 | 作成日時:2022年6月16日 23時

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