思わせぶりなあの子 (ページ3)

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７時でかけていたアラームがなる。

それと同時におやすみモードが解除される。

スマホを見ると、キムミンギュからの通知が凄かった。

【風呂上がったよ！】

【Aちゃん寝ちゃったー？】

【もうちょっと話したいことがあったんだけど...】

【また明日言うね！おやすミンギュ〜】

ほんとにいつ見ても嵐みたいな人だ。

最後のおやすミンギュ、おもんないな。

『支度しなきゃ』

キムミンギュからのDMは無視して私は支度を始めた。

『いってきます』

そう言って玄関を出た。

『...なんでいんの』

MG「あ、Aちゃんだー！おはよう！一緒に行こ！」

『いや、なんであなたが私の家しってんのって』

MG「ソクミンに教えてもらった！」

『はぁ...』

ソクミンとは、私の幼馴染だ。幼、小、中、高と全て同じ。もうそろそろ離れたい。

そんなソクミンは人気者で、こいつとも繋がっていた。

ソクミン一生許さん。

MG「おれ一緒に行く人いないと学校行く気でないから一緒に行こ！」

『私一人で行かないと学校行く気でないから一人で行きます』

MG「えぇ〜...」

『昨日からなんなの？めんどくさいんだけど』

MG「おれはAちゃんが好きだからだよ！」

『はい』

MG「ちょっと待ってよ〜」