∞強引な君に未練なんて…∞

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すばるサイド





なんや…







体がフワフワしとる…









ココ…天国か…？









んっ？目が霞むなぁ…









目の前が急に真っ白になった。









真っ白な背景に浮かび上がってきたのは








泣いているAやった。









A「…今日も…朝帰り…？」








そう呟きながら向けた視線の先には









昔のオレがおった。









すば「………」


…


A「…すばる…もぅ私、無理だよ…」ポロポロ




あー…

思い出した…









すば「……」









A「別れよ…」









おぃ！昔の俺！！
黙ってないでなんか言えっ！









今ならまだ間に合うっ！









素直に謝れや。






謝って









お前しか居らんって！









お前が居らなアカンって！









他には何もいらんって言えや！！！









すば「そやな。…来週には出てく…」









ちゃうやろ…！





アカン！







なぁ、おぃっ！

言い直せ！

…言い直せや！！








出て行くと言って立ち去っていく昔の俺…








背中が遠くなっていくに連れて









また目の前が真っ白になっていく…









？「A！」









後ろからアイツを呼ぶ声がして振り返る。






そこには、あの男がおった。









丸「A？もう泣かんといて？僕が幸せにしたるから…」









俺の方に向かって両手を差し伸べてきた。









A「丸山さんっ！」









後ろからAの声がしたと思たら









スッと俺の横をすり抜けあの男の胸に








飛び込んで行きおった。









俺の前で抱き合う二人…









体を離すと








とびっきりの笑顔を見せて…








手をつないで幸せそうに








こっちに背を向けて歩きだした。





A！！



行くなって！



俺、お前居らんとアカンねん！



俺を置いて行かんでくれ！



なぁ！



A！！A!!!!



置いて行くなや！




いやや！



Aっ！！！




…る……







………ばる……







…すばる……









A「すばる…」

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