若作りは必要ない………ってコト？！ ページ4
というわけで、現実的な話をするとここで立ち往生している暇はない。こうして迷っている間にも、刻一刻と日は傾いている。日が沈んだらそれこそジ・エンドだろう。なんで私はこんな目にあってるんだか……。
………いや、よし！現実から目を背けるのは終わりだ。今はとにかく、この身一つの状態でなんとか生き延びる術を探さなければ！！やる気があればなんとかなるよね！ハ〇太郎！！
『────とは決めたものの、マジでこん中入るのかぁ……』
森に入る一歩手前。鬱蒼とした木々の間からは、やはり獣の咆哮が飛ぶようにしてこちらまで聞こえてくる。きっとこの森の中では、日夜激しい生存競争が繰り広げられているのだろう。
ここホントに入って大丈夫なのかと心配になる。人が踏み込んじゃいけない場所だったりしない？というかそうであってくれ！入った瞬間獣の餌になる予感しかしないよ！
(……にしても、この森の木デカイな…。熱帯林の木ってこんなデカいもんだっけ？)
遠目では分からなかったが、近くで見るとこの森の木はかなり大きいような気がする。見上げれば見上げるほど、広がる木の葉はずっと遠くにある。地面からワサワサと伸びる植物も背が高いものばかりだ。私の目より高いものまである。
そもそもこの森自体がそういう特色なのか、それとも私がおかしいのか。まぁ森の特色というのが妥当だろう。だってそうでなきゃ、まるで私の背が低すぎるみたいな……。
『……まさか、私の背が縮んだっていうのか……！？』
思えば、起きた時からなんだか体が軽く、手が幼い子供のようになっていた気がする。
大して問題なかろうと気にしていなかったが……いやなんでこんな大事なことを気にしていなかったんだ私は！！え！？もしかしてこれ私若返っちゃってる！？そんなバナナ！あ、なんか寒くなってきた！
ひ、ひひひひとまず、落ち着け私。
ヒッヒッフー、ヒッヒッフー……って、ハッ！妊婦が出産時に行う呼吸法ラマーズ法をやってどうすんだ！そしてこの無駄なノリツッコミも全くもっていらないな！落ち着け私ィ！
『はぁ………若返ってると決まったわけじゃないけど、もしそうならここが異世界の可能性も出てきたな…。流石にそれはないと思うけど…』
半ば言い聞かせるように口に出してから、若返り疑惑から一度離れて、再び森へと視線を向ける。
この時、私はまだ知らなかった。
これから起きる様々な苦難を、醜悪極まりない�狹樟呼壇記瓩梁減澆鬥；；； �
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AG2(プロフ) - うぇさん» ありがとうございます！可哀想は可愛いの裏返しですからね❤︎ (2022年8月30日 13時) (
レス) id: 824802fbf5 (このIDを非表示/違反報告)
うぇ - 主人公…、強く生きろよ…いや好きですけど好き！！！ (2022年8月29日 17時) (レス) @page49 id: c9b27d8eb7 (このIDを非表示/違反報告)
AG2(プロフ) - ニアさん» ありがとうございます！やっぱり幸せなだけじゃ物足りないですよね^ ^これからもじゃんじゃん不幸にしていきます！！ (2022年8月24日 7時) (レス) id: 824802fbf5 (このIDを非表示/違反報告)
ニア - これは主人公が幸せになろうとする度に不幸が襲ってくるパターンのタイプだ……リゲルが死んだところでちょっと泣いちゃった...とても面白くて読みやすい小説でした！！！ (2022年8月23日 23時) (レス) id: 6103ddda9f (このIDを非表示/違反報告)
AG2(プロフ) - おこげさん» ありがとうございます！これからもどんどん主人公を可哀想な目に合わせていきます！頑張ります！ (2022年8月18日 10時) (レス) id: 824802fbf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハラマゲオ | 作成日時：2022年8月6日 23時
