【実ｼ兄者】(多分)黄色(？)の彼女(仮)の実況者(笑)

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俺ね、ちっちゃい頃、可愛いものが好きだったんだよ。

今も好きだけどね。

周りはかっこいいものが好きで、可愛いものは女の子って感じでさ。

俺一人だけ、周りと違ったの。

そのせいで、「おかしい」「女の子みたい」「気持ち悪い」って言われちゃって。

まぁ、いじめみたいな感じ。四年生？ 五年生？ くらいまで続いたかな。

あとは……お母さんの話もあるかな。俺んとこね、すっごいお母さん怖くてさ。

なんか、プレゼントあげたら捨てられる感じ。追い出されたり、帰ってくるなって言われちゃったり。

料理は自分で作って、いつもお母さんはいなくて。

そんな感じの家庭で、先生とかには知ってもらえたんだけど、やっぱそれもおかしいみたいで。

家庭の話でもいじめられてたかな。

いじめられるのって結構辛くてさ。

毎日さ、学校に行きたくなくて、家にも帰りたくなくて、どこにも居場所がなかったの。

で、四年生になって、ぐちと会ったの。

あのー、Twitter始めた頃にさ、ぐちとの動画上げてたじゃん？

あそこでは普通に友達ーとか言ってたけどね、実は幼馴染みたいな感じ。

……ぐちね、初めて俺と普通に接してくれた人だった。

俺を笑わないでいてくれたんだ。それが、めちゃくちゃ嬉しくて。

だけどね、俺とぐちが仲良くなったら、今度はぐちがいじめられちゃって。

自分のせいで、誰かに辛い思いをさせてしまった。

いじめられるのは、辛い思いするのは、俺だけでいいって。

自分から入って行ったのに、怖くて仕方がなくてさ。

みんなが思ってるほど、俺は強くない。

むしろ弱い。逃げてばっかで、信じるのも苦手。

助けて欲しかったし、辛いって言いたかったけど、誰にも言えなかった。

そしたらまた、ぐちがいじめられちゃうって。

どうしようもなかった。生きる道なんてなかった。

言葉では表せないくらいに、辛かった。苦しかった。

そのうち、たった一人の友達すら信じられなくなって。

裏切られるんじゃないか、あっち側に行ってしまうんじゃないかって。

ぐちは、そんなことするわけないって、思ってたけど。

友達さえも疑って、最低だって思った。

そんな自分なら、死んじゃえって。

諦めたかった。逃げたかった。

そうやって生きて、六年生の頃にはほとんど孤立してたかな。

いじめられることはなかったけどね。

中学からは別に何にもなかったかなあ……。

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