Pretty you ４

次兄(JN) ページ29

ハニヒョンと自販機に行ったはずのA、帰って来てからずっとボーッとしてる。何かあったのかなぁ？少しだけ顔が赤い気がするんだけど…

JS「あー愉快だねw」

「？愉快？」

ジスヒョンはニコニコしながら「やりやがったんだよw」と笑いながら、さっき盗み見たことを教えてくれた。あー、だからAがあんなになっちゃったのか。

JS「スゴスゴと退散していくアイツはまんまとハニの“駒”になったってわけ。滑稽だったなー」

あ、黒ジス様降臨中だ…。それにしてもハニヒョンてば大胆…(照)

.

「ハニヒョン、本当にAにちゅうしたの？」

あ、汚い…口から水噴き出した…。

JH「見てたのかよ」

「ジスヒョンがね」

「アイツ…」と言いながら、ジスヒョンの方を睨んでいるハニヒョンも赤くなった。…おもしろいw

JH「…してない、フリだけ」

「え、しなかったの？しちゃえば良かったのに」

あ、また水噴いた…。

JH「ジュナ、無邪気も行き過ぎると狂気だよ」

「だって本当にそう思うんだもん」

しちゃってもAは怒らないと思う。うん、怒らないよ。怒ってるの想像できないもん。でも…ヒョンの態度が一晩でこんなに変わるなんて…恋ってすごい！

「ヒョン、かっこいいね」

JH「あ？俺はいつでもかっこいいんだよ。知らなかったのか？」

「知ってるーw」

.

「Aそろそろ戻っておいでー」

A「…僕ずっとここにいたよ？」

「気持ちがどっか行っちゃってたよw」

出番が近いから戻って来てもらわないと困る。今日のステージはパフォチのダンスから始まるんだから。あ…戻って来たっぽいw

A「集中しなきゃ。行こ、ジュニヒョン」

「そうだね、みんなのとこ行こ」

ごめんね、ハニヒョン。ちょっとA借りるね。

.

ステージが終わって、ふと視線を感じた。例のアイツだ。きっと彼も彼なりに本気だったんだろうな。でも相手が悪かったね。僕らのハニヒョンは見た目こそ線が細くてか弱そうだし、ONの時はTHEアイドルで可愛い・綺麗を地でいくけどけど、OFFのプライベートは真逆。年相応の男らしい性格だし、何より自分の大切なものはどんな事をしても守ろうとする人だ。
[君は完敗だよ]
吹っ切れたヒョンは、今まで以上にAを大切にするだろう。もともと愛情深い人だ。きっと好きな相手なら尚更。

「早く気づけばいいのにー」

A「急にどうしたの？何がなんだって？」

もー、鈍感ー。

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