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幽助「血管がぶっちぎれるかと思ったぜ。飛影、助かったぜ、サンキューな。…しっかし、ヒヤヒヤさせやがって、役者だなオイ?性格がワリーのは変ってねーみてーだな?」





飛影「…フン、別に貴様らを助けた訳じゃない。勘違いするな。頭数がいた方がヤツらを倒しやすいのはオレも同じだからな」





ニヤリと笑う幽助に、サラリと言葉を返すと飛影は幽助から視線を逸らした。





蔵馬「悠香、大丈夫ですか?」





『蔵馬、ありがとな。大丈夫だ』





やっと悠香に近寄ることの出来た蔵馬は、ニコリと笑って見せた悠香の手を取った。





蔵馬「やっぱり切れてますね」





岩で出来た壁に悠香の薄い皮膚は耐えれなかったようで、悠香の手の平は擦り傷や切り傷が酷く目立った。


狐はそれを見て顔をしかめると、悠香の手の平に舌を這わす。





『っ!!』





悠香は何か反論しようとするも、口をパクパクと動かすことしか出来なかった。


勿論、丁寧に執拗に舐めとる舌から逃れようとしたものの、強く掴まれた手から逃れることは不可能だった。


幽助と桑原は状況が飲み込めずにポカン顔。


飛影に至っては不快感を露わに見ていた。





『な、何で舐めんだよ!?』





漸く音となって出た声は素直な疑問。





蔵馬「治療の一貫です。舐めてれば治るっていうでしょう?」





サラッと言った蔵馬に反抗したのは幽助達だった。





桑原「だ、だからってなァ!!」





幽助「悠香は治癒能力高いんだろ!?」





蔵馬「いや、念には念を入れないとね」





本当は飛影に大してのささやかな反抗。


嫉妬した狐が口角を上げて飛影に視線をぶつけると、飛影は「そんなことぐらいで勝った気になるな」と視線で言葉を返した。


しかし狐はやはり勝ち誇ったまま。


ニヤリと笑った表情は、今悠香に触れているのは俺なんだ、だからお前に出る幕はない、と顕示していた。


3人の痛い視線が突き刺されば突き刺さるほど、悠香は何処か気恥ずかしい気持ちになり顔をしかめ、その行為が終わる時をただただ待った。

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- ...更新待っとく。 御前様は文書きが上手くて面白いから 一応コメントに残させて戴く。 (12月29日 1時) (レス) @page18 id: b523133505 (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 完結してしまったのでしょうか……?更新お待ちしております。ここで終わるのは寂しいです、 (2023年3月18日 22時) (レス) id: 2e6caf5e65 (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - あけましておめでとうございます 更新楽しみにしています。 (2023年1月4日 21時) (レス) @page18 id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
Yogibo(プロフ) - シンヤさん» 楽しみにしていただきありがとうございます!次回お楽しみに! (2022年12月21日 1時) (レス) id: f5c2724db5 (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - 更新とても楽しみにしていました(^^)ありがとうございます(^^)続きとても楽しみにしています(^^) (2022年12月21日 1時) (レス) @page15 id: a670bee4f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Yogibo | 作成日時:2022年6月17日 10時

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