☆ ページ14
玄武「無駄だ。
いくら切ってもオレは倒せんぞ！！」
桑原「切っても元に戻りやがる！！
まさか不死身かぁ？」
完全に元の姿に戻り、哄笑をあげながら再び立ちはだかる玄武に、幽助と桑原は驚きの声を上げた。
玄武「元に戻るどころか自ら分裂来る事も出来るぞ…
この様にな！
食らえ、爆裂岩衝弾！！」
得意げに巨体を揺らし笑うと、言葉通り玄武は岩くれにその身を変えると再び蔵馬に襲い掛かった。
その無数の岩石の中でチカチカと赤く瞬いた光に、悠香は目を細めた。
『正体はあれ、か…』
飛影「蔵馬も気がついた様だな」
戦いの終わりを知った2人は静かに目を閉じたが、それを打ち破るように2人の派手な笑い声が聞こえた。
「「ギャハハハハハッ」」
驚き続けた反動のように、幽助と桑原は爆笑した。
幽助「でっけー金タ…」
下ネタに走ろうとした幽助と桑原は、不意に感じた視線に言葉を詰まらせる。
視線を横に流せば、殺気立った飛影の瞳は、悠香の前で下らんことを言うな、と言っていた。
玄武「は！？
な、ない…ないぞ！！
貴様まさかまさかオレのぉ！？」
蔵馬「探し物はコレですか？」
玄武が自分の間抜けな状況に気がつき慌てふためくと、蔵馬は手にしている赤い点滅を繰り返すこぶし大の岩を見せた。
玄武「あぁあ、それェェェ!」
玄武の顔から血の気が一気に引いた。
不気味に赤く光る岩。
一定のリズムを刻むその光は鼓動。
蔵馬「これが体を元に戻す為の指令を出す、中枢岩。
巧みに隠していたつもりでしょうが、隠そうとするものを見つけるのは得意なんだ。
本業は盗賊だからね」
玄武「ま、待て！
それを傷つけるなぁ！！」
手の中でその岩を弄びながら淡々と言う蔵馬に、玄武は叫び声をあげた。
蔵馬「断わる」
響き渡る静止の声を狐は切り捨てると、その岩を虚空に放ち鞭を叩きつけた。
玄武「ゲェエェエェェェェ」
赤い岩が真っ二つに砕けた瞬間、耳障りな悲鳴と共に、玄武の体も砂の様に粉々に崩れ落ちた。
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。 - ...更新待っとく。 御前様は文書きが上手くて面白いから 一応コメントに残させて戴く。 (12月29日 1時) (
レス) @page18 id: b523133505 (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 完結してしまったのでしょうか……？更新お待ちしております。ここで終わるのは寂しいです、 (2023年3月18日 22時) (レス) id: 2e6caf5e65 (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - あけましておめでとうございます 更新楽しみにしています。 (2023年1月4日 21時) (レス) @page18 id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
Yogibo(プロフ) - シンヤさん» 楽しみにしていただきありがとうございます！次回お楽しみに！ (2022年12月21日 1時) (レス) id: f5c2724db5 (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - 更新とても楽しみにしていました(^^)ありがとうございます(^^)続きとても楽しみにしています(^^) (2022年12月21日 1時) (レス) @page15 id: a670bee4f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yogibo | 作成日時：2022年6月17日 10時
