弛む糸 ふかさく ページ28
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大『 ね、え…ふっか、 』
辰『 なぁに 』
見たことの無い角度からのふっか
セットもしてない前髪が俺のおでこに届きそうな距離感
暗くても目が合ってると分かる視界
自分なのかふっかなのか分からない酒の匂い
もうすでに酔ってる自覚はあるのに、追い打ちをかけてくる
大『 お、怒られる、から… 』
辰『 誰に？嫌なの？ 』
大『 誰って… 』
誰に聞かれる訳でもないのに
やけに小声になっちゃうのは、きっと罪悪感のせいで
誰に対しての罪悪感かなんて、お前も分かってるだろ。
辰『 …あべちゃん、こういうの嫌いそうだもんねぇ 』
『 まぁ、なんか言われたら俺のせいにしていいよ
俺のせいだし、これ。 』
大『 っ、 』
会話の最中も撫でられる体
確信的なことはせずに、弄ばれる
なんでこんなスイッチ入ったんだっけ…？
何も疑わずにふっかん家に上がった俺が悪い…？
辰『 でもさぁ、 』
大『 ちょ…っ、 』
辰『 お前が食われそうなのに、何してんだろうね？
その、お前の言う恋人さんとやらは。 』
この状況が楽しいのか、口角が上がるふっかは
そのまま距離を縮めた
言われたくないことを言われて、
落ち込んでる俺の事なんて分かってるような、優しいキス
辰『 そんなに、どこが好きなの？ 』
大『 うるさい、 』
辰『 すーぐムキになるんだから 』
頭の中にいるのに、目の前のふっかしか見えなくなってしまう
見えない渦に巻き込まれそうなのに、目の前にあべちゃんはいない
なんか…もういっか。
不信感でもないし、不安感でもないし
この感覚がなにかも分からないけど
自分の中で何かが切れる感覚
辰『 あらら、諦めちゃった？ 』
覆い被さるふっかのシャツを掴むと、
嬉しそうな悪魔に頬を撫でられる
大『 …お前が悪い、 』
見えない渦を作り出したお前が悪い
ここまで俺を酔わせたお前が悪い
どんな俺でも受け入れてくれそうなお前が悪い
こんな刺激を気持ちいと思わせる、お前が悪い
辰『 うん、それでいいよ 』
完全に、酒に呑まれて空気に流されてる俺がいちばん悪い
分かってるけど、こいつの前だと何もかも正解だと思ってしまう
このまま、流されてしまいたい
この一瞬、頭の中はもうそれだけだった
意思の弱い俺を、正解だと思わせてほしい
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eighter_west(プロフ) - コメントさせて頂いたのに返事せずすみません…。歌詞ネタだと知らずすみません…。ふかこじ好きなのでぜひ作品お待ちしております！ (2022年10月12日 0時) (
レス) id: 231e372112 (このIDを非表示/違反報告)
rui(プロフ) - eighter_westさん» コメントありがとうございます！前作から読んでいただきありがとうございます(><) あのお話は同タイトルの曲を元に書いたもなのなので、続編は書かないつもりです…(TT) またふかこじで別になってしまいますがお話書くのでそちらも読んでいただけると嬉しいです(^^) (2022年7月31日 2時) (レス) id: 111889cd34 (このIDを非表示/違反報告)
rui(プロフ) - ぺっぺこさん» リクエストありがとうございます！大変お待たせ致しました(><) 江戸川組の続き更新しました！まだもう少し続くので、お楽しみいただけたらと思います♡ 江戸川組、また何か思い付いたら書きますね♡ (2022年7月23日 1時) (レス) id: 111889cd34 (このIDを非表示/違反報告)
eighter_west(プロフ) - コメント失礼致します。リクエストをさせて頂きたいです。ひらがなで恋したいのふかこじの続きをぜひ見てみたいです！良ければよろしくお願い致します🙇🏻♀️ (2022年7月22日 0時) (レス) id: 231e372112 (このIDを非表示/違反報告)
ぺっぺこ - コメント失礼します🙇リクエストさせてください、江戸川組のお話の続きか、新しい設定で書いていただきたいです！お願いします🙇 (2022年6月13日 20時) (レス) id: 4446d902b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rui | 作成日時：2022年6月4日 22時
