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紫耀side
全てを話した玄樹心做しかほっとしていた。
でも、まだ聞きたいことは沢山ある。
海｢ …じ、じゃぁさその手首のは…？ ｣
そのうちの1つを海人が聞いてくれた。
料理するために手を洗おうとしてふと見えてしまった玄樹の手首の傷。
玄樹はゆっくりとその部分を手に触れて話してくれた。
岩｢ これ…俺が虐められて、それで、神宮寺慰めてくれたけど、やっぱ辛くて…やっちゃったの
…それが引き金で、こんなこと…やったんだと思う。
……あの時電話くれたよね、廉と紫耀。
出れなくてごめんね、そんな状況じゃなくて ｣
紫｢ そ、だったんだ……。
ごめんな、その事でずっと俺らは玄樹の事疑ってた。 ｣
岩｢ いや、そんな、謝らないで。
おれこそ本当にごめんなさい、海人も…
ずっと、犯人も真相も知ってたのに…。
あの時俺がとめないでちゃんと言えばよかったんだ… ｣
海｢ …… ｣
岩｢ 最初は神宮寺が責められて欲しくないって気持ちばかりだった。
でも、次の日神宮寺が死んで戸惑っちゃって…相談できる人もいない…それで、ずっと黙ってた…
こんな、こんなことになるなんて思ってなかった……！ ｣
紫｢ 玄樹、玄樹おちつけ。もう誰も責めてない。 ｣
岩｢ 違うの…！俺が、俺が耐えられないの…っ
岸くんも…廉も死んだのにっ…もう、一生黙ってようと思ってた…っ、架空の犯人作って、その人のせいにしようとした…！！ ｣
海｢ 玄樹くんっ… ｣
岩｢ 神宮寺……
会いたいよぉ…… ｣
そう言って玄樹は走って神宮寺と岸くんが眠る部屋に向かう。
危ない。本能でそう思い、海人と一緒に追いかける。
部屋に入ると神宮寺が自分に刺したナイフを今度は玄樹が自分に向けて構えている。
間違いない、玄樹は死ぬ気だ。
紫｢ 玄樹っ、考え直せ！ ｣
岩｢ 何回何回も嫌になるほど考え直したよ！！
その結果がこれだよッ、俺は罪を償う。神宮寺の話を聞いてたのに黙ってたんだ、共犯だよ…！ ｣
海｢ 違う…！！ ｣
海人が泣きながらゆっくりと玄樹に近寄る。
海｢ 俺だって、ジンから電話来たこと黙ってた…犯人探しにこんなに役立ったのに…
玄樹くん、一緒に死ぬ？やってることはほとんど同じだよ？ ｣
岩｢ 海人は死んじゃだめだよ ｣
海｢ なら玄樹くんも死んじゃだめ！
一緒にここから出よ？ジンだって、玄樹くんに死んでまで会いに来て欲しくないよ ｣
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まお(プロフ) - このなんとも言えない感情が溢れ出てきてすっごい面白かったです！ (2019年4月12日 21時) (
レス) id: c087ba1c03 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 犯人がわかってからもこのお話の続きが気になる毎日です！終盤に差し掛かっていると思いますが、更新楽しみにしています。 (2019年3月29日 1時) (レス) id: 56a1b54847 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 犯人は誰なんだろ？？そして、動機は何？？気になります！！更新楽しみにしてます！解決までお願いします！！ (2019年3月22日 23時) (レス) id: 56a1b54847 (このIDを非表示/違反報告)
れもんてぃー - 更新楽しみにしてます( ´ ▽ ` )ﾉ (2019年3月20日 0時) (レス) id: cb8a59094f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：南 蛮 。 | 作成日時：2019年3月12日 22時
