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廉side
“ 残リ10分デ毒ガスガ放出サレル。ガスマスクデ身ヲ守レ。タダシ生キ残レルノハ3人ダケダ。 ”
全員の視線がガスマスクに移動する。
そして、ミニモニターの画面はタイマーへと変わった。
紫｢ っおい、まじかよ…どうすれば…… ｣
海｢ っ、やだ……決められないよッ ｣
岩｢ ………… ｣
全員の顔が青ざめて俺自身も心拍数が上がり、指先が冷えてきた。
ほんまは、俺が死ぬ。とか言いたいのに、やっぱり恐怖で言葉が出ない。
だからといって誰にも死んで欲しくない。
紫｢ どうしよ、…どうしたらいいんだ…？
…！ガスが出てくるところ手で塞ぐとか！ ｣
岩｢ 無理だよ、ガスの出口が多すぎる… ｣
紫｢ 息を止めるのは？！ ｣
廉｢ いつまでガスがで続けるかわからんし、ドアもいつ開くかわからへん。 最悪の場合全員死ぬで…？ ｣
海｢ ……いや、いやだ…っは、ぁ…！
嫌だっ、死にたくない…！！ ｣
廉｢ 海人落ち着け、まだ決まったわけや… ｣
海｢ 無理だよ…！こんなのッ…絶対に1人は死ぬんだよ…！ ｣
ここにきて、今まで1番温厚だった海人が暴れだした。
そりゃ、こんなことされたらこうなる。
俺やって想像以上に焦ってる。
紫｢ …………っ ｣
岩｢ ……れ、ぃい… ｣
廉｢ え？ ｣
岩｢ 俺…ガスマスクいい…から ｣
紫｢ 待てよ、何言って…… ｣
岩｢ 時間、あとどれ位？ ｣
気づけば手元のタイマーは残り2分を示していた。
廉｢ 残り、2分…切った ｣
岩｢ もう時間が無い。早くみんなガスマスクつけて。俺は本当に大丈夫だから。 ｣
海｢ まって、何が大丈夫なの…？ ｣
岩｢ …多分、大丈夫 ｣
紫｢ いや全然答えになってないし… ｣
多分大丈夫…？
確か、昨日の夜にも多分自分は死なないって…
でもあの話はちゃんと自分のタイミングで言うって言うてたしな…
タイマーを確認すると残り1分。
まずい、時間が無い
廉｢ 時間が…… ｣
岩｢ 早く…ッ 早くガスマスクつけて！！ ｣
紫｢ そんなこと出来るわけないだろ？！ ｣
岩｢ でも誰かが死ななきゃ全員死ぬ！
だから早く…早くつけて… ｣
海｢ 玄樹く…… ｣
岩｢ 海人…ずっと信じてくれてありがと。
みんな、巻き込んじゃってごめんね… ｣
玄樹が無理やり紫耀と海人にガスマスクをつける。
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まお(プロフ) - このなんとも言えない感情が溢れ出てきてすっごい面白かったです！ (2019年4月12日 21時) (
レス) id: c087ba1c03 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 犯人がわかってからもこのお話の続きが気になる毎日です！終盤に差し掛かっていると思いますが、更新楽しみにしています。 (2019年3月29日 1時) (レス) id: 56a1b54847 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 犯人は誰なんだろ？？そして、動機は何？？気になります！！更新楽しみにしてます！解決までお願いします！！ (2019年3月22日 23時) (レス) id: 56a1b54847 (このIDを非表示/違反報告)
れもんてぃー - 更新楽しみにしてます( ´ ▽ ` )ﾉ (2019年3月20日 0時) (レス) id: cb8a59094f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：南 蛮 。 | 作成日時：2019年3月12日 22時
