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岩橋side
部屋に戻り、神宮寺の綺麗な顔を見つめて同じベッドに入る。
神宮寺の体は冷たく、本当に死んでしまったんだな。と痛感させられる。
ねぇ、どうすれば神宮寺は死なずに済んだの…？
…戻りたい。前みたいに。
こんなこと考えても後の祭り。
まずはこれからのことを考えなきゃ。
でもとりあえず今日のうちはアクションはないだろう。
…寝よっかな。
岩｢ じんぐうじ…眠くないよ ｣
…返事、あるわけないよね。
俺は神宮寺の冷えた唇にキスをしてから重たくない瞼を無理やり閉じた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
あれから何時間たっただろう。
この家には窓がないから外の明かりは分からないし、携帯も誰も持ってないから時間を知るにはそれぞれの部屋かリビングにかかっている壁掛け時計を見るしかない。
俺は部屋の壁掛け時計を見ようとそこまでの壁を視線で辿っていると神宮寺に刺さっていたナイフ。
あぁ、これで死んだらどんだけ楽だろうか。
神宮寺がいないこの世よりも神宮寺のいるあの世の方がよっぽど幸せ。
無意識のうちにナイフを手に取り眺める。
その時間が長すぎた。
なんだか気配を感じて扉を見ると紫耀。
しまった、また怪しまれることしちゃった。
岩｢ しょ、違う… お願い信じて違うの ｣
紫｢ …あぁ、わかってる… ｣
嘘だ。わかってない。疑ってる。
岩｢ …っ、 ｣
俺はもうこれ以上疑われないようにナイフを紫耀に渡そうと決めた。
ナイフを持って紫耀に近づく。
岩｢ 紫耀、これ… ｣
紫｢ えっ、えっ、え…？ ｣
廉｢ 紫耀！！！！ ｣
ガシャン！！！！
あーもう…
なんで俺って1回で学べないんだろう。
俺が紫耀を刺すと勘違いした廉が走って紫耀を押し退ける。
そしてその時の音に反応して岸くんと海人も部屋から廊下に出てきた。
紫｢ っはぁ、はぁ… ｣
廉｢ …よか、た ｣
海｢ 玄樹くん… ｣
岸｢ イワゲン、？何やってんだよ…それで ｣
もちろんみんなの視線は俺の持ってるナイフ。
こんなとこ見られて、否定したいのになんて返せばいいかわからない。
だって今の俺、犯人感丸出しだ…
岩｢ ……… ｣
廉｢ …玄樹なんか？犯人 ｣
岩｢ 違う… ｣
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まお(プロフ) - このなんとも言えない感情が溢れ出てきてすっごい面白かったです！ (2019年4月12日 21時) (
レス) id: c087ba1c03 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 犯人がわかってからもこのお話の続きが気になる毎日です！終盤に差し掛かっていると思いますが、更新楽しみにしています。 (2019年3月29日 1時) (レス) id: 56a1b54847 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 犯人は誰なんだろ？？そして、動機は何？？気になります！！更新楽しみにしてます！解決までお願いします！！ (2019年3月22日 23時) (レス) id: 56a1b54847 (このIDを非表示/違反報告)
れもんてぃー - 更新楽しみにしてます( ´ ▽ ` )ﾉ (2019年3月20日 0時) (レス) id: cb8a59094f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：南 蛮 。 | 作成日時：2019年3月12日 22時
