15話【そして眠り、朝が来る】 ページ15
昨日は楽しかった、めちゃくちゃ楽しかった。
あのガチ勢は滅茶苦茶強かった、正直私いらないくらいに。
あんだけ火力出すとか化け物すぎる、恐らく廃人だろう
ベットに寝転がりながら、スマホのチャット履歴を改めて見る
【sagur@33】[今度も一緒にクエスト周回しませんか？]
【minokan】[ぜひ喜んで]
最後に表示されている相手からのチャットを見て、ため息を吐いた。
まさかまた、こんな風に誘われるとは思わなくついついYESと答えてしまった
こんなガチ勢とやっても相手の手を患ってしまう、正直私は邪魔だ。
なのに誘う相手の意図は分からないが、取り敢えず邪魔にならないかと深く考えてしまうのだ。
実は彼女、ネット関係が大の苦手なのである
確かにリアルの人間関係は中の下、コミュ障だが頑張ってアタックすればいけるタイプだ。
だが相手の表情が読めないネットにおいて、人間関係は大の苦手だ
それこそRPGのグループ、ギルドに入っているが常に無言な扱いずらいキャラ的ポジションなのである
「……はぁ」
それなのに、何故RPGを選んだのかは彼女自身も予想がつかない
大きくため息をつくと、ベットから起き上がる
「えっと、制服とカバンと髪の毛整えて……」
準備するものを考えながら階段を下る
昨日なんとか覚えた手洗い場で顔をあらい、リビングで朝食を食べた
とろっとろの黄身の目玉焼きをトーストの上に乗せ、塩胡椒がかかっているベーコンをその上にまた重ねる。
大きく口を開き、かぶりついた……
「うっま」
昨日の晩御飯も今日の朝ごはんも、めちゃくちゃ美味しい
だが時間がやばい、野菜ジュースで流し込ますと急いで階段を上がった
勢いよく自室の扉を開けると、制服に手をつけた
「……これでいいな」
数分後には、まるでゲームのキャラのような容姿に生まれ変わっていた
髪の毛を少し整えると、カバンを持って階段を下る
「いってきまーす」
「いってらっしゃーい！」
新鮮に思えるこの会話に少しだけ、喜びを感じながら扉を開けた。
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無名コック - こういうものはなろうの方が売れる気がします とても面白いです 頑張ってください (2018年10月31日 17時) (
レス) id: a84da7eadb (このIDを非表示/違反報告)
名無し39573号(プロフ) - まるさん» 申し訳ございません。二次創作物とオリジナルを間違えていました (2018年10月20日 19時) (レス) id: 518b10f8e8 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 二次創作ならオリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月20日 19時) (レス) id: 4cc49ae2c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えだすけ | 作成日時：2018年10月20日 18時
