11話【普通の日常はどこいった】 ページ12
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「普通の日常かぁ……なら自己紹介しないと」
「いや、別にどうで」
「俺の名前は
「……」
勝手に名前を言われ、しかも至って普通の男子生徒等という巫山戯た事を言われてもムカつくだけだ
ずっと無表情なやつにそんな事言われても、何も納得できない
「あっそ、さよなら」
「えー、せっかく名乗ったのに……別にいいんだよ？あんたの噂流してあげても」
「………Aクラスは王様的立場、Bクラスは部下ってお前が言ってただろ」
「うんうん、確かにそうだけど……ある程度は”あんた”の立場が悪くなるかもね」
「ネタは私の口が悪いって事だけだろ」
「噂ってのは色々と盛られていくもんだよ」
「……はぁ」
確かにそうだ。噂ってのは根も葉もない事ばかりが次々に足されていくモノ
ここで抗ってもめんどくさい
物理的には私の方が立場は上らしいが、情報量ではアイツの方が優位な立場になっている。
しょうがない、大きくため息を吐くと口を開く
「思伊峰 未也、以上」
「ヨロシク、未也さん」
「……もういいだろ」
名前は名乗ったし、噂は流さないだろう
折角自分の拠点も見つけていい気分だったのに、何でこうなったんだ
自分の前にいる無表情な赤い瞳の男、無表情な筈なのにその姿は何処か楽しそうだった
「じゃあ”またね”未也サン」
「……」
アイツの言葉を聞き流し、私は足早にこの場から離れた……
最悪だ。
アイツは此処を知ってしまった、つまり場所を変えなければアイツに明日も会う羽目になる
否、逆にその事を承知して先回りされていたら？
それに今からほかの場所を探す時間もない
色々考えてみるが、どれも憶測にしか過ぎない
……帰るか
バックの中にあった可愛らしいスマホを片手に、歩く
成瀬翔色に染まった空は、なんとも言えない気持ちになった
何故私はこの乙女ゲー厶の世界に来てしまったのか
何故私は悪役のキャラクターになったのか
何故私がこうなったのか
______________様々な、不愉快を抱えたまま……私は家へと向かった
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無名コック - こういうものはなろうの方が売れる気がします とても面白いです 頑張ってください (2018年10月31日 17時) (
レス) id: a84da7eadb (このIDを非表示/違反報告)
名無し39573号(プロフ) - まるさん» 申し訳ございません。二次創作物とオリジナルを間違えていました (2018年10月20日 19時) (レス) id: 518b10f8e8 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 二次創作ならオリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月20日 19時) (レス) id: 4cc49ae2c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えだすけ | 作成日時：2018年10月20日 18時
