10話【赤い瞳の無感情人間】 ページ11
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「Aクラスは学校内でも優位な立場に立ってるんだよ、だからBクラスやCクラスを部下にして色々と自由にやれるんだよね。今は躊躇って動いてないみたいだけど……その内色々とやるんじゃない？」
「そんな様子は何処にも……」
「そりゃあそうでしょ、あくまで暗黙の了解ってヤツなんだから」
つまり私が属しているAクラスは王様・幹部みたいな立場なのか
そしてCクラスとBクラスが部下……ならBとCは分ける必要ないだろ
「BとCはAの部下なんだけど……Bの方がまだ良い立場。Cに至っては学校からはゴミみたいな扱いされてるし…あんたも見たでしょ？あの様子」
「あのイジメ現場か」
「そうそう、格差社会ってモンだよ。簡単に言えばだけど」
ヘラヘラと笑うコイツは、今思えば不自然だ
まるでゲームの最初に出てくる案内妖精とか、そんな感じ
というか何で私にここまで親切にしてくれるんだ、不自然すぎて怖い
1歩ずつコイツからバレないように離れる
だが私の様子に気づいたらしく、私が1歩離れる事に近づいてくるのだ
「……なんでそんなに親切に私に教える？」
正直、聞かざるおえないような雰囲気だった
嫌だが、とても聞くのが嫌だし面倒臭いが一応雰囲気に合わせて聞いておく
私の質問を聞き、コイツはとても嬉しそうにしている
だがコイツはイケメンだ。無駄に絵になってしまう
「うーん、まぁあんたが面白そうだし、これからも面白そうな事してくれるっていう期待と善意の心からだね」
「面白いって……あのイジメか？」
「そうそう、まさかあのAクラス様がCクラスを助けるなんて思わなかったよ！」
「で、お前は見て見ぬふりしてたって訳か……ただの屑だなお前」
少し暴言を吐いてみるが、相変わらず表情は笑っているままだ
というか、笑っているアイツの表情さえも不自然に思えてきた
否、かなり不自然だ。
こいつ不自然な要素しかないぞ
「あー、気づいてそうだしこの表情やめるね」
そう言うと、アイツは無表情へと変わった。
……戻ったという方が正しいかもしれない。今までの表情が逆に可笑しかったのだ
まぁ人には事情ってのがあるし、特には聞かないでおく
というか、コイツに関わるのはもう嫌なのである
「今関わるの嫌って思ったでしょ、酷いなぁ……」
「私は別に……普通の日常を過ごしたいだけ」
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無名コック - こういうものはなろうの方が売れる気がします とても面白いです 頑張ってください (2018年10月31日 17時) (
レス) id: a84da7eadb (このIDを非表示/違反報告)
名無し39573号(プロフ) - まるさん» 申し訳ございません。二次創作物とオリジナルを間違えていました (2018年10月20日 19時) (レス) id: 518b10f8e8 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 二次創作ならオリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月20日 19時) (レス) id: 4cc49ae2c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えだすけ | 作成日時：2018年10月20日 18時
