みぃ、いい湯だね。 ページ8
「うぉ、ひろいな〜！うちの何倍やろ！」
『私は贅沢すぎて嫌なんだけどねぇ…。みぃの家だって十分広いじゃん。』
はぁ、とため息をつく。
『私は普通の家でもいいから親が…。』
「シャンプー高級やな！何円？」
みぃはAの話を耳すら通り抜けない場所を走りまくる。
『話きけよ…。うーん、一本一万ぐらい？』
「なんや、それぐらいなのか。」
急にみぃの顔がワクワク子供顔から冷めた大人に変わった。
『ってかみぃもう洗い終わったの！？高速にも程があるでしょっ！』
「ふっ、風呂と言ったらぁ。」
また話を聞かずに今度はカッコつけ始めた。
バッシャーン
「バタフライっしょ！バタフライ！」
『ここは温水プールじゃないんだけど。』
バッシャバッシャ
「堅苦しいな〜。うちの風呂はプールも当然や！」
『なっ、お湯かけたな！静かに入ることもできないワケ！？さっすが鬼方グループ！鬼のように乱暴だね！』
「カッチーン。何それ鬼方グループ舐めてはりますよねぇ！？」
『実際にカッチーンっていう人久しぶりに見た。』
するとみいは静かに風呂に入った。
「ほら、できるやろ！」
自信満々に子供顔で誇らしげに言った。
『それが普通なの。』
やれやれと洗い終わったAがつかる。
「いい湯やな。」
『そうだね。』
「A、昔の泣き虫な自分が大ッ嫌いなうち、嫌い？」
『ううん、大好きだよ。』
「ちなみに蓮が聞き耳たててこの会話聞いてるってわかるか？」
『もちろんですよ？執事さん。』
「うちの予想やとな、さっき言った”大好き”というところを目覚ましにする予定やと思うんやけど。」
『奇遇だね、私もだよ。』
ぎくっとその場を離れようとした蓮が転んだ音が風呂内に響いた。
「ぐぁっ………………！」
『…ちぃ、この音じゃあ軽くて肋骨3本くらいじゃないですか。一生寝んねしてればよかったんに』
「ひゅう、A腹黒ぉ！石鹸を床に塗ったくったかいもあるっちゅう事や！」
『あんた人んちの床に何やってんのよ！！』
バシャバシャとお湯が跳ねる音と同時に少女の笑い声。
『弥生城に行こうよみぃ』
「ああ、天然風呂の所か…ええな！」
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yukari - 最高に面白いです。一番あいりしゃちゃんが好みでたまりません。メイド尊い・・・。執事さん、セクハラで訴えますよ、応援しています。これからも頑張って下さい。 (2017年3月11日 17時) (
レス) id: 9fcf03bf8a (このIDを非表示/違反報告)
ビーワ - 更新したお話もドタバタ感があってとても面白かったです！これからも頑張ってください！ (2016年12月4日 8時) (レス) id: c2403943df (このIDを非表示/違反報告)
ビーワ - すっごく面白いです！蓮くんと夢主ちゃんのやり取り？イチャイチャもっと見たいです！！ (2016年11月29日 16時) (レス) id: c2403943df (このIDを非表示/違反報告)
ぬは - あー！！ｺﾖﾐちゃん可愛いー！！ (2016年11月23日 12時) (レス) id: dfee877f16 (このIDを非表示/違反報告)
みー - あいりしゃちゃん可愛いー(*≧з≦) (2016年11月23日 12時) (レス) id: f91042a182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃんだふる | 作者ホームページ：にゃんにゃんにゃんにゃん
作成日時：2016年8月8日 19時
