執事さん、運動会ですよ。 ページ15
パパーん、パパーん、と花火が上がる
『や、やだぁぁぁぁぁぁぁ!!運動会やるのおぉぉぉぉぉぉ!?』と嘆いているAは置いといて、
「わお、変な音やな、流石いーちゃんが選んだ花火や。」
「鬼姫ちゃん、ハーブティーですよ。」
「あいりしゃ、俺のは?ってかあいりしゃと鬼姫、嘆いているAをちょっとヤりたいから出て行ってくれない?」
「あるわけねぇだろぼけなす。早くお嬢様譲りなさいよ。」
「あ”?はっ、蓮如きがうちに命令?笑わせる」
あいりしゃの暴言の後、
すっと、みいの目が緑色に光る
「な、なんでもありません。」
「うひゃー、あいりしゃ使えるーっ!二人がかりで
フルボッコだDON☆」
蓮は余りの恐ろしさに目を逸らした
鬼方一族は謎に包まれているという噂を蓮は体で実感した。
ぷるるるるるるるるる
ガチャッ
『お父様、お母様。わたくし、グアムというものに行って見たいです。今日はお二人ともお暇でしょう?すぐに飛行機を手配してくれないかしら。”大好きだから今日行きたいな”』
「あ、あいつ運動会嫌だからってグアムかいな…。流石金持ちやな。」
サッと蓮はAの電話を奪う。
「あーもしもし、お千鶴様、お哉様でございますか?連です。最近冷え冷えする季節になってまいりましたね。お身体にお気をつけて。あー、そうそう…」
『…あいつ、誰?私の知ってる蓮じゃない。』
「なんや、えらい代わりっぷりやな。」
『あ、早くグアムの手配してもらわなきゃ…。』
「すみませんが今日は運動会があるので、グアムは中止でお願いいたします。お嬢は少し勉学でいっぱいなので、忘れていたのですね。」
『はぁっ!?ちょっと、電話返して…!』
Aが蓮の身長に到底かなうわけがないのにぴょんぴょんするのを堪能して、蓮は電話を返した。
『もしもし、お母様、お父様!?運動会なんて無いのよ!』
とAは言ったが、
「Aちゃん?勉学に夢中だなんて、ママ、嬉しいわ!後で沢山ご本、贈るわね!」
「蓮君は相変わらず優しいな!迷惑をかけるんじゃないぞ!」
といい、電話は切られた。
『蓮〜ッ!!』
Aと蓮がごちゃごちゃしているのを、
「初めて蓮がまともなことしたな。」
「お嬢様が変なことをしたのが初めてなのでは?」
二人は後ろで呆れた目で見ていた。
『あーあ、グアムがダメなら月が三つの神様の地に行きたいねぇ…。』
「何処やねんそこ」
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yukari - 最高に面白いです。一番あいりしゃちゃんが好みでたまりません。メイド尊い・・・。執事さん、セクハラで訴えますよ、応援しています。これからも頑張って下さい。 (2017年3月11日 17時) (レス) id: 9fcf03bf8a (このIDを非表示/違反報告)
ビーワ - 更新したお話もドタバタ感があってとても面白かったです!これからも頑張ってください! (2016年12月4日 8時) (レス) id: c2403943df (このIDを非表示/違反報告)
ビーワ - すっごく面白いです!蓮くんと夢主ちゃんのやり取り?イチャイチャもっと見たいです!! (2016年11月29日 16時) (レス) id: c2403943df (このIDを非表示/違反報告)
ぬは - あー!!コヨミちゃん可愛いー!! (2016年11月23日 12時) (レス) id: dfee877f16 (このIDを非表示/違反報告)
みー - あいりしゃちゃん可愛いー(*≧з≦) (2016年11月23日 12時) (レス) id: f91042a182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃんだふる | 作者ホームページ:にゃんにゃんにゃんにゃん
作成日時:2016年8月8日 19時