執事さん、HAPPENDなんて。 ページ34
「A!!いるのか!?」
俺は古びたドアをあけた
『あ、蓮さんじゃないですかぁ。久しぶりだねぇ』
Aはボロボロは顔と綺麗な着物で俺を出迎えた。
「ね、ねぇ大丈夫?ちゃんと食べているの?酷く顔が絶望に満ちているよ…?」
凛は心配し、それを聞いたあいりしゃは急いでキッチンに向かう
『うーん…もう来ないと思ってたよ。今日がタイムリミットだし?あは、HAPPENDは泡に消えたんかなぁって。ね?』
「そんなッ…!なぁA、うちに帰ってあそぼや?な?それがうちらにとってHAPPENDやと思わないか?」
鬼姫は縋り付きながら、涙を零しながらAに語りかける
『…うっさいなぁ、黙っててくんない? 所詮あんたが感じた絶望なんかより、私は低いさ!
親が違ったダケかもしれないよ。でもさ、本当の親が、私にはわからないんだよッ…!!』
Aは髪をばさっと広げる
『イッタイ、誰ニ頼レバイインダ!?
そんなHAPPENDなんて求めていないッ!!』
「おや、来たか。すまぬ、我は寝坊してしまった」
『!…いいえ、大丈夫ですよ。私一人で片付きますから』
一気にAが大人しくなった…つまりAの逃亡を手助けした人物ってことか?
「誰なの?蓮」
あいりしゃが俺にこそっと聞いて来たが、俺にもわからないものはわからない
______ただ、この声、どっかで聴いたことが…
「おや、盗聴器で聞いているのは《プロ顔負け☆伝説のハッカー少女
“…何で、盗聴器に気づいたんです!?その名は、特に親しかったあのコにしか教えていないんです…!ハッカーしたのです!?“
暦が叫んだ。
暦のハンドルネームは「伝説少女」なのに…それを知っているってことは、こいつ何モンだ!?
「流石伝説少女。頭の中はハッカーだらけなのか?…《いつも全力疾走♪ハッキング姫
“…っ!なんで貴女がせつなむちゃんを知っているのです!?…ま、まさか、“
「そう、我がSNMだからだ」そしてそいつが降りてきた…え
「お、お前
「…何故蓮君は我の事を覚えているんだ!!」
彼女は叫んだ
蓮を涙目で、睨みつける
『…執事、話しなさい。全て、全て…』
Aは悲しそうに言った
蓮は重たい口を開き始めた
「あれは、俺が高校生の時の事だったかな?」
蓮は昔を想ふ。→←執事さん、裏設定ですよ。その2(本編とは関係ございません。)
94人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yukari - 最高に面白いです。一番あいりしゃちゃんが好みでたまりません。メイド尊い・・・。執事さん、セクハラで訴えますよ、応援しています。これからも頑張って下さい。 (2017年3月11日 17時) (レス) id: 9fcf03bf8a (このIDを非表示/違反報告)
ビーワ - 更新したお話もドタバタ感があってとても面白かったです!これからも頑張ってください! (2016年12月4日 8時) (レス) id: c2403943df (このIDを非表示/違反報告)
ビーワ - すっごく面白いです!蓮くんと夢主ちゃんのやり取り?イチャイチャもっと見たいです!! (2016年11月29日 16時) (レス) id: c2403943df (このIDを非表示/違反報告)
ぬは - あー!!コヨミちゃん可愛いー!! (2016年11月23日 12時) (レス) id: dfee877f16 (このIDを非表示/違反報告)
みー - あいりしゃちゃん可愛いー(*≧з≦) (2016年11月23日 12時) (レス) id: f91042a182 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:にゃんだふる | 作者ホームページ:にゃんにゃんにゃんにゃん
作成日時:2016年8月8日 19時