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『そう云えば、太宰さんって何が好きなんですか?』





彼の事を知る事から始めた





「其れはね。自〇だよ」






思ってはいなかった返答に驚いてしまう
〇殺って…其れは知っているというのに






『他の! 他のは何かあるの?』




そう云い、太宰さんがグラスに注いでくれた水を口に含む







「他ならば…Aくんじゃないだろうか?」







『ッ…!?』





口に含んだ水が変な所に入り咳き込み乍何とか出せた言葉だ







狙ってやったに違いない







ふはっと笑う彼




「こんな言葉で吹き込んで仕舞うとは、Aくんらしいね」






"らしい"
らしいとは一体…





『侮辱してます?』






「いいや、褒め言葉だよ」






何処が!!とツッコんで仕舞いそうだが抑え抑え…
そもそも…あんな事云う太宰さんが悪い
人の気も知らないで


そう思ったら反撃したくなったのでし返す事にしよう





『まぁ、私も太宰さんが好きなんですけどね』




事実…なのだが……反撃と云ったらこれしか思い浮かばなかっただけである





「そうなのかい?ならば相思相愛じゃないか」






何故だろう、太宰さんには永遠に勝てないのかもしれない
"そんな事"と云える時点で大人だ





『嘘だけどね』





揶揄いを含んで返す





「其れは知っているさ。Aが私の事を好きになるだなんて無いのだからね」






矢張り太宰さんは不思議だ
私がこんなにも好きだと云うのに


好きじゃないと騙せて居るのならば私の勝ちだ
そう心の中で頷く






次の自〇は何にしようか




太宰さんも好きだが、自〇をしたいし、私は太宰さんと心中したい




これは浅はかな考えなのだろうか

腕→←知



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設定タグ:太宰治 , 文豪ストレイドッグス , 文スト   
作品ジャンル:恋愛
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抹茶みかん(プロフ) - ねのさん» うわぁぁぁ!ありがとうございます…!!!!初めてコメント頂きました、!そう言って貰えて本当に嬉しいです!これからも更新していきますね! (2023年5月2日 22時) (レス) id: 9dacbb6ae3 (このIDを非表示/違反報告)
ねの - 最近読み始めました。とっても面白いです! 続き待ってます!作者様のペースで更新頑張ってください!  (2023年4月30日 22時) (レス) @page27 id: 316392659a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:抹茶みかん | 作成日時:2023年2月13日 1時

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