真 ページ22
お風呂を終えた為、リビングに居るであろう太宰さんの元へ行く。
髪から水がまだ滴っている為、再度念入りに髪を拭く。長い髪ってこんな時、何度拭いても完全には拭ききれないから大変、そう思いながら太宰さんの姿を探す
どうやら太宰さんはソファに腰掛けているみたいだった。
『太宰さーん』
「おかえり」
『何してたんですか？』
「少しね。」
云いづらそうにしている太宰さん。これ以上詮索しない方が善いのだろうか。否、この後に私の自〇阻止について話し合うのだからそんな事どうでも善いのだ
『隣座っても？』
「嗚呼、構わないさ」
彼の返答を聞くなり隣へ座り、深く腰かけている彼の方を向く
突然自分の方見てくるA。その姿に当然、不思議がってる彼
「ん、何どうしたんだい？」
『太宰さん
＿＿＿＿どうして私の自’殺の邪魔をしたんですか？』
もういきなり何云っているんだとなっても善い、唯只管に何故この様な行動をしたのかが気になるのだ。
「…矢張り気付いていたのだね。善いさ、教えてあげよう」
そう言い、彼はハンガーにかけられている外套のポケットから何か黒いものを取りだした。まるで練炭の様な色。
『何？其れは』
「これは、黒檀という木だ。遠目でみたら練炭のような色をしているだろう？ 其れに、燃えにくいから燃やす演技も出来るのだよ」
得意気に話す彼
『其の他も何か阻止しようとしていたんじゃないの？』
「勿論、君の計画を必ず阻止していたよ。1回目は頸吊りの時、木に切り込みを入れて直前に折れるようにしていた。2回目はAくんが薬の過剰摂取で倒れた時、解毒剤を飲ませたよ」
次から次へと、指を1本1本立てながら阻止した回数を示している
私が過剰摂取した時に助かったのは矢張り太宰さんが居たからなのか
『解毒剤？』
「嗚呼、解毒剤。正直効くか不安だったのだけれど、無事に効果があって善かったよ。そう云えば！ あの時Aくんと深い方の
『え？！？！』
驚いている私の唇をフニフニと触り、「ご馳走様」と万遍の笑みを浮かべる彼
悪魔の生まれ変わりなのでは無いだろうか
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抹茶みかん(プロフ) - ねのさん» うわぁぁぁ！ありがとうございます…！！！！初めてコメント頂きました、！そう言って貰えて本当に嬉しいです！これからも更新していきますね！ (2023年5月2日 22時) (
レス) id: 9dacbb6ae3 (このIDを非表示/違反報告)
ねの - 最近読み始めました。とっても面白いです！ 続き待ってます！作者様のペースで更新頑張ってください！ (2023年4月30日 22時) (レス) @page27 id: 316392659a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：抹茶みかん | 作成日時：2023年2月13日 1時
