自〇愛好家の自〇仲間

考 ページ21

誰かが家に入ってきたって事…？それにしてはタイミングが善い
而して太宰さんは電話の声だと"男性"と云っていた
若しかして、ストーカー？！



否違う
そんなストーカーのような行為を誰かにされた事がない



タイミングがいい男性だなんて…太宰さんくらいしか居ないよ……




あ、え…太宰さん？



そんな、太宰さんな訳がない

太宰さんは自○仲間だ
私が死ねそうな所を邪魔するだなんて考えられない

頸吊りの時だって一緒に自○しようと……



そう云えば失敗しちゃったよね
○殺に丁度善い木だった筈だけど、枝が折れちゃったんだった


折れるとは思わなかったのだけれど、、


何故折れたのだろう



其れに太宰さんは私が桃(ピーチ)味の飴が好きなの知ってたよね


あれ、何時だっけ



何故知ってるんだったっけ




頭の中で疑問が浮かんで止まらない




そうだ



勝手に私の家に来た時に桃(ピーチ)味の飴が好きなのを知ったと言っていた




勝手に入れるのは太宰さんだけだ。其れにこの話を聞いた場所は


　


＿＿＿車の中で




一酸化炭素中毒を試したかったのだ


そして私はお洒落して



彼、太宰治と車に乗って出かけたんだ



という事は、私さっき寝衣(パジャマ)だったよね



へ？！？！
若しかして着替えさせられてるって事…？
な、ななな！なんて事を！？！？



いや！其れよりも…何故隠蔽しようとしたのかだ
自○仲間だというのに



兎に角、このままではのぼせてしまう


先ずはお風呂から上がろう



話はそれからだ


　


湯船から上がりそのままお風呂を出る
全身を拭き、新しいパジャマに着替え、また髪を拭く




話をすると言ってもなんて話せば善いのか分からない




"なんで死のうとしたのを邪魔したの？"


いや、いきなりこれは何言っているんだ。となりそう



うーん難しい、どうしよう



太宰さんが次怪しい行動をしたらにしよう。まだ、太宰さんとは確実に決まっている訳では無い
あったとしても、何か、事情がある筈




心の奥底でどうしても信じたくないと思ってしまっている自分を騙すように言い聞かせる
それくらい太宰さんは私の中で凄く大きいのだから

真→←気

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