検索窓
今日:5 hit、昨日:3 hit、合計:8,121 hit

ページ13

太宰さんに促され車の助手席に座った後、ブラブラ歩ける場所に行く事にした




「シートベルトはしたかい?」




『勿論です!』




元気よく返事をすれば「じゃあ行くよ」と車を出す
今日の太宰さんは何故だか何時もより優しい




けれど私は見誤っていたようだ










『ちょ! 太宰さん!?!?』




そう云い私が驚いているにも関わらず車を走らせ続ける太宰さん




先程のシートベルトしたかの確認が優しいと思ったが、前言撤回だ







そう
太宰さんの運転は事故限り限り(ギリギリ)なのだ





自〇が好きだが死ぬかもという事でこんなに焦ったことは無い
明らかに、事故になってしまったら痛いだろうという事は目に見えていた





「Aくん大丈夫だよ。事故にはまだなっていないじゃないか」





楽しそうに笑ってる太宰さんを横目に"まだ"の意味を考える




まだって…事故になる予定が有るのだろうか




死ぬ事が出来るならまだ構わないが、中途半端なら嫌だなぁと思ってしまう





然し問題は其れだけでは無い




太宰さんの運転が荒い為、酔い耐性は我ながら有る筈だったが5分もしない内に酔ってしまうかもしれない




シートベルト確認はこの事が理由なのだと妙に納得してしまった




『太宰さん、降参です…』




うっ…とえずきながらこれ以上運転するのを止めるように促す





そんな私に対して太宰さんはあと3分と云ってくるが、3分も持つだろうか












本当に3分後に到着した




然し到着した処は私が指定した場所では無かった
確かに吐き気で周りを見ていなかったとは云え、別の場所に着いているとは思いも寄らなかったのだ





太宰さんが扉を開けてくれると同時に透かさず此処が何処なのかを問う




『太宰さん此処って』




「嗚呼、Aくんが気分悪そうにしていたから涼める場所が善いかと思ったのだよ。其れに、Aくんの好みに合うんじゃないかと思ってね」




『好みに?』




「あれを見給え」




そう云われ助手席から降り、彼が指を指している方角を見た





そこは綺麗な海だった

飲→←車



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
35人がお気に入り
設定タグ:太宰治 , 文豪ストレイドッグス , 文スト   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

抹茶みかん(プロフ) - ねのさん» うわぁぁぁ!ありがとうございます…!!!!初めてコメント頂きました、!そう言って貰えて本当に嬉しいです!これからも更新していきますね! (2023年5月2日 22時) (レス) id: 9dacbb6ae3 (このIDを非表示/違反報告)
ねの - 最近読み始めました。とっても面白いです! 続き待ってます!作者様のペースで更新頑張ってください!  (2023年4月30日 22時) (レス) @page27 id: 316392659a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:抹茶みかん | 作成日時:2023年2月13日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。