検索窓
今日:8 hit、昨日:6 hit、合計:50,450 hit

3 ページ3

「陛下…!」

王「何事だね?大きな声を出して…」

「公賊の船が襲われたというのは…」

国王は眉をしかめながら答えた

王「事実だ…バルボッサの船はどんどん沈められている…生き証人がいると聞いたが、本当かどうか…」

「…そんな……」

王「今、サリマン達が一人の海賊を追って海に出ている、彼らが帰ってきたら話を聞けばよかろう」

「一人の海賊…?」

王「そう…ジャック・スパロウ」

ジャックはバルボッサの因縁の間柄

サリマン総督が捕らえてこればピーターたちの安否を知らるかもしれない

「陛下…ジャック・スパロウを捕らえられるのですか?」

王「あのサリマンだぞ?当然だ」

こうしてAはサリマンに手紙を送った

ジャック・スパロウは必ず生け捕りにして来るようにと




だがいつになってもサリマンは帰ってこない

手紙の返事さえない


1ヶ月が過ぎ…2ヶ月が過ぎ…

コンパスはより大きな幅で針を振るようになっていた


王女「グレタ…サリマン総督たちのこと…」

「……私も陛下にご相談いたしました…」

王女「そんなに捕まえるのが難しいのかしら?そのジャックって海賊は」

「先の読めない男ですわ…」


手紙の返事も無く半年が過ぎようとしていた

軍人「陛下!海軍が…!」

王「戻ってきたか!」

軍人「はい!ですが…」

サリマン総督はジャック・スパロウを追って海の死神サラザールに襲われて
帰ってこなかった


王「なんと言うことだ…」

遺体さえも見つからなかったという

その知らせを聞いたA


「総督が⁉」

改めてピーターたちがどんな目に遭っているのかと思うと恐ろしくなる

ジャックがいなければ詳しいことを知ることはできない

「ジャック・スパロウ…」



ついにコンパスの針はグルグルと回り始めた


「どうして…」

その数日後


運命の警鐘が鳴り響いた


『サラザールが倒されたぞ』

『海の呪いは全て解かれた』

仲間の安否だけが知りたいA

「陛下…バルボッサ公賊の安否は分からないのですか?」

王「何も情報は入っておらぬ…だがサラザールが倒されたなら無事は確定だr…」

(バン!)

軍人「申し上げます!ヘクター・バルボッサが…サラザールと共に死にました…」

Aはまるで銃で撃たれたように動かなくなった

王「そ、それは真か?!」

軍人「はい!残された船員は十数名かと…」

王「そう…か……」





バルボッサの死が確定してからずっとAは喪服を着るようになった

4→←2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (55 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
100人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

みたらし(プロフ) - 朔矢さん» な、なんと…!感謝しかないです!ありがとうございました! (2018年11月22日 23時) (レス) id: ee3fe29088 (このIDを非表示/違反報告)
朔矢(プロフ) - お疲れ様でした!読んでいたらついつい集中していました。とても面白かったです! (2018年11月22日 11時) (レス) id: 6838d51bf7 (このIDを非表示/違反報告)
みたらし(プロフ) - しふぉんさん» ありがとうございます!長ーぃお話でしたが楽しんでいただけて嬉しいです! (2018年11月8日 17時) (レス) id: ee3fe29088 (このIDを非表示/違反報告)
しふぉん(プロフ) - 制作お疲れ様でした!楽しく読ませていただいてました。 (2018年11月8日 9時) (レス) id: 6f428bb0a0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:MRC | 作成日時:2018年9月29日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。