Baroque4

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「ジャック！コンパスを貸して！」

JS「いや、だから俺はキャプテン…」

「早くキャプテン！」

JS「は、はい」

ジャックはコンパスを手渡した

「これで船の方角を…」

開けるとコンパスの針は嬉しいことに同じ船路を辿っていた

TP「このままだ！このまままっすぐ！」

M「だけどアジアからの船って…一体何を運んでるんだろうね」

C「まぁ軽く考えりゃお茶だろうな、それか…アヘンとか？」

G「アヘン?!下手すれば外国でも捕まるぞ?!」

JJ「なら早いとこ確かめなきゃいかんな」

船路を追っていくこと１日半

ようやく前を進む船が見えた

G「あれ…か？」

C「あー、形が独特だからな間違いねぇよ！」

JS「ならそろそろコンパスを…」

「まって！」

Aはシャシャ、ロレッタを思い浮かべてコンパスを見た

すると

「船を指してるわ！シャシャとロレッタは必ずいるのよ！」

M「本当かい?!」

JS「あぁ！コンパスに間違いはない！」

変わらず船を追う

KS「だけどよ…トリックとラビットは？今探してるのは二人だけじゃないだろ」

「そうですね…」

そしてラビット、トリックの二人を思い浮かべて再びコンパスを見ると…


「え…？」

なんとコンパスはロレッタたちと同じ方向を指したのだった

J「なんで?!男一人じゃなかったの?!」

KS「トリックのことだし…何かやらかしてる可能性があるな…」

TP「だけど４人とも同じって分かれば早いじゃんか！」

P「だな！少しは低速にならねぇのかよアジアの船ー！」

G「船に叫んだところで何にもならねぇよ」

C「いや？実はこの先の港で中国の船は必ず止まるんですねぇ、おかしいですねぇ間もなくその港です」

チャンウーがわざとらしく説明しだした

J「へぇ…さすがサオフェンの元部下！」

C「気になってしまうのが僕の悪い癖っ」

JJ「コントは止めとけオッサン」

P「デタラメかよ！」

C「止まることは確かだ！ただモノマネが…今ひとつでしたねぇ」

KS「もういいよ」


さらに半日を過ぎるとチャンウーの行った通り小さな港で船は止まった

JS「じゃあゴールドとピーターで探しに行くんだ」

G「了解」

P「４人だよな？」

「お願いします！」

するとゴールドはAの頭をなでて

G「心配するな、必ず連れて帰ってくる」

「うん…！」

P「……今のは…お兄さんとしてみてた？それとも…」

G「変なこと考えんなよ？」

P「か、考えてねーし！行こ！」

JS「相変わらずかゆいな…」

４人を連れ戻すため潜り込んだ

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