検索窓
今日:14 hit、昨日:1 hit、合計:63,090 hit

8 ページ8

M「ゴールド…」

荷物を持って部屋を出ようとするゴールドはドアの前で

G「A、優しい思い出がキーワードだぞ」

そう言って部屋を出た

ゴールドが部屋を出るとマンマはAの手を握って

M「皆で…頑張ろうね」

「うん…」

マンマも涙を流していた






医務室から出てきたゴールドはそのまま男部屋に向かった


KS「お疲れ」

G「はぁ…」

KS「ダメだったか…?」

G「時間は長そうだよ」

二人が話していると

P「チップが言ってことなんだけどさ…」

ピーターが入ってきた

P「俺たちがAと作れた思い出って…何なんだろ…」

KS「それは…」

思い返せば何かと恥ずかしかったり照れくさかったりで思い出と言えるほどのものは無いのかもしれない

G「…思い出か…」

それぞれに考えてもいい思い出は少ない

どちらかと言えばアクシデントや失敗のほうが多かった


3人が悩んでいると

T「おいおい、ごっつい男三人がムサイ顔してるなよ」

P「そこまでゴツくねぇよ、こっちは真剣に考えてるんだから!」

T「なんだアイツのことか?」

P「それ以外にないだろ」

T「チップの話は聞いた、だがアイツの言うことはAが、せめて歩けるくらいまで回復しないと無理だろうな」

KS「なんでだよ」

T「よく考えてみろ、身動きが取れない状態で天敵に囲まれたら余計と恐怖心与えるだけだ」

それはトリックの言うとおりだ、さっきのゴールドのように一人でも怖いなら尚更なはず

P「じゃあ、歩けるまで俺たちはAとも話しちゃいけないってのか?!」

T「落ち着けピーター!そうは言ってない」

考えれば考えるほど混乱する

そこへ…

RB「遥か遠く離れちまった1万マイル〜♪ジャカジャン!」

KS「おい」

RB「ん?どうした?みんな揃って」

P「…お前も少しは心配しろー!」

ピーターはラビットを揺すって怒鳴った

RB「Aのことなら、そりゃ心配してるよ!だけど今は無理があるじゃん!」

P「なんだよじゃあ、いつか分からない無理がなくなる日までAと関わるなってことか?!」

RB「違うよ!」

ラビットはピーターよ手を払うと

RB「俺たちが何かしても今は空回りになるだけだ!だから俺たちは普段通りに過ごすのが一番Aを安心させられるんじゃないのか?!
チップが言ってた優しい思い出って、豪華なものじゃないだろ?皆で笑ったり、話したりとか当たり前の日常じゃないのか?!」

ラビットの言葉は一番正しかった

9→←7



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (35 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
89人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:MRC | 作成日時:2018年8月26日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。