Baroque2 (ページ36)

今日:8 hit、昨日:1 hit、合計:63,084 hit

36 ページ36

「それはこっちのセリフだよ……あれ？」

P「ん？」

Aはピーターをじーっと見る

P「え////？な、何？」

Aは自分の唇に指を当てて

「ここ…なんかついてる」

P「(うわぁ…色っぽ…)」

「ねぇ聞いてる？なんかついてる！」

P「へ？！あ、ごめん」

ゴシゴシと口を拭くピーター

「朝ごはんの前になんか食べたの？」

P「食べてないよ！」

「まさか…ヨダr…」

P「ちがーう！」

顔を赤くしながら否定するピーター

「アハハハ！冗談だよ〜」

P「ホコリだよホコリ！」

「ごめん！ごめん！」

Aは大笑い

「はい、マンマが作っれたから残さず食べてね」

P「はーい」

厨房に戻ろうとしたとき

急に振り返ったAは

「デザートありがとう！美味しかったよ！」

ピーターにはAがまるで恋愛ドラマのヒロインのようにスローで振り向いて見えた

本当はカッコよく

《アレくらい簡単さ》

とか言いたかったのに

P「あ、そ、そうか？な、なら良かった！」

しどろもどろで変な返事

フニャっと笑いマンマの方へ行ってしまった

P「・・・・」

しばらくのフリーズ

P「・・・理想の朝だよ…」

ピーターの中で広がる妄想

次々に食堂に来る海賊からすれば、ついに壊れたかと思われた

J「ね、ねぇ、アンタ！大丈夫？」

P「へへ！」

J「っわ！その締りのない顔！」

R「何よ〜！朝からいいことあったの？」

P「へへへ！」

R「ホントだ！重力に負けてる顔！」

女子からは批判の嵐

だが今のピーターには届かない

T「おい、全部顔に出てるぞ」

P「そぉ？」

T「お、おう…黒魔術ななんかかよ…」

RB「ついに…壊れたか…だから水分とれよって言ったのに！お前はゲットウェットしない！とか言って…！」

KS「いや、そういう問題じゃないと思うけど…」

みんなが異変に心配する中、あの二人は妬みのような監督のような視線を送っていた

G「チッ……！ヘラヘラしやがって」

K「そろそろ反省文か？アイツ」

何を言われても全てが良いことに聞こえてしまうピーター

JJ「おはよー！……おいおいヤベェのがいるじゃんか」

C「あーぁ言わんこっちゃない！迸ってるよ」

オジサンからみても手遅れな状態

C「それに比べて…海藻くんは…」

JJ「完全に敵視してんな…そろそろウニになるぞアイツ」

C「いや、"灯台もとめっちゃ光張り巡らし"がいるからな〜！」

JJ「激戦だな〜」

2人は恋愛ドラマに夢中な奥様みたいに話していた