Baroque2 (ページ30)

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J「ねぇ！聞いてるの？」

KS「おう…」

ジュジュビエーヌが旗を振りながら先導していく

KS「なぁ…ジュジュビエーヌ、俺は…」

J「護衛だけど？」

KS「いや、そうかも知れねぇけど…必要なさそうってか…その…」

J「何？アタシが強いって？ありがとう〜！」

KS「まぁそんなとこだよ」

ため息をついて後ろを歩くカッテーナ

J「♪♬♫〜」

いつになくご機嫌なジュジュビエーヌ

理由が気になるがなかなか聞けない

J「ねぇ！カッテーナも何か歌ってよ！」

KS「は?!俺が?!」

J「そう」

KS「いや歌うのが普通みたいな顔するなよ」

拒否するとジュジュビエーヌの顔はしかめっ面に…

J「カッテーナ‼」

KS「な、なんだよ！」

目の前まで駆け寄るジュジュビエーヌ

J「(じぃー…)」

KS「お、おい」

J「なんでさ、ロレッタには沢山話すのにアタシには無口になるのさ！」

KS「そ、それは…」

J「アタシが怖い？」

KS「いや、そうじゃなくて…」

正直に言わないと詰問は終わらない…

KS「だから…その…アンタのことが…s…」

肝心なことを言おうとした時

C「焦れったいなぁ！お前らは！」

JJ「邪魔するなよ」

C「女の子が知りたがってんのによぉ！言ってやれよ〜」

KS「簡単に言うなよ…」

男3人は話が通じるがジュジュビエーヌは分かっていない

J「ちょっと！いきなり出てきて何よ！」

JJ「さぁなカッテーナに聞いてみな？」

J「カッテーナに？」

ジュジュビエーヌはカッテーナに目線を送るがカッテーナはチャンウーと口論中…

J「えぇーと…また今度にするよ…何かヤバそうな状況じゃない？」

JJ「今はな〜」

J「アタシ…向こうに行ってるよ…」

走っていってしまった

JJ「あーぁ」

それに気づかないマッチョとオジサン

C「そろそろ言えよ！男だろ？」

KS「アイツには相手がいるだろ…?!」

C「あ？相手って誰だよ！」

KS「声がデカイ！」

二人だけで口論する中

JJ「おーい戻ってこーい」

C「なんだよ」

JJ「行っちゃった」

二人揃って唖然

C「やっちまったな…」

KS「はぁ……だな」

C「ま、次に期待だな！マッチョ君」

カッテーナは肩を落として船に戻って行った