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ピーターが出ていくのを見ていたAは心配になって後を追っていった

(コンコンコン)

「ピーター?」

返事はない

「大丈夫?体調悪い?」

何も返答がないことに怖くなったAはドアを開けた

(ガチャ…)

「入るよ?」

部屋を見ても明かりは点いていない

別の場所にいるのかと思ったAは部屋を出ようとした

その時

(バタン…!)

「(ビク…)」

勝手にドアが閉められた

心霊現象でも見るようにゆっくり振り返るとドアの前にピーターがたっていた

「な、なんだ…ピーターだったのね、ビックリさせないで?」

P「……」

Aだけをジッと見て動かないピーター

「みんなの所に戻ろ?チャンウーに何か言われた?」

そう聞かれると子供みたいに首を振る

「じゃあ何g…」

Aの問いかけには耳をかさずピーターはAの腕を引いて抱きしめた

「ちょ…っと、ピーター?!」

P「ごめん…今だけ我慢して?このまま…」

Aに自覚はなかったが明らかに恐怖で震えていた

P「俺が…怖い?」

「あ……」

P「だけど…悪いのはAだからな?」

「ぇ…?」

Aには何が悪かったのかサッパリ分からなかった

P「ゴールドと…何したの?」

ピーターはわざと耳元で息の混ざる声で聞いた

「……!…離して…」

P「…俺じゃ嫌?」

そう言うとより一層強く抱きしめた

「…っ!」

P「男の部屋に来てるのに無防備過ぎるんだよ…」

ピーターは込み上げる思いを押し殺しAの頬に優しくキスをした

抱きしめていた手を離すと

P「……変なことしてゴメン…」

「ピ、ピーター…」

P「もう行けよ‼」


初めて声を荒げるピーターに驚いてAは部屋を飛び出していった

(バタン!)


P「だー!もう!」

ピーターはAが出ていったドアを強く拳を当てつけた

P「ちくしょう…」

俯くピーターの目からは涙が流れていた









部屋を飛び出したAも泣きながら走っていた

(ドン!)

前を見ていなかったからか誰かの背中にぶつかってしまった

G「おっと!」

ゴールドはぶつかった相手がAだと気づいき

G「よ、よう」

顔を上げたA泣いていた

G「どうしたんだ?」

「え…っと何でもないです」

G「そ、そうかい」

ゴールドは咳払いすると

G「朝はゴメンな、何か変なことになって」

「い、いえ、アレは事故ですから…!失礼します…」





G「事故…か…」

ゴールドは少し悲しそうだった

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ミリ(プロフ) - ギプスじゃなくてギブスです...全くの別キャラとして書いているならすみません!! (2018年8月25日 1時) (レス) id: ff0cc38f6b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ジュジュビエーヌってマーガレッテだったような気がします…私の間違いだったらすみません (2018年8月20日 21時) (レス) id: ad8a21236d (このIDを非表示/違反報告)
- オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年8月15日 18時) (レス) id: 937bd9108b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MRC | 作成日時:2018年8月15日 18時

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