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船に向かう途中でジュジュビエーヌは一瞬だけ意識を取り戻した
J「痛……」
KS「もう少しだ、頑張れよ…」
J「カッテーナ…?ごめんよ…」
KS「いいから!黙ってろ」
そしてまた意識を失った
船には全員呼び戻されており、ジュジュビエーヌのことを心配して待っていた
G「おい!緊急で治療するから!キレイな服と布用意してくれ!」
マンマの用意してくれた服に着替えたゴールドは医務室で治療を始めた
その間Aは責任を感じてしまったシャシャの元にいた
SS「アタイが…アタイがもっとしっかりしとけば…こんなことに…!」
TP「オイラだって…何も…何もできなくて…!」
二人のショックは大きかった
「シャシャ?チップ?」
Aがやってくると相当不安だったのか
SS/TP「Aー!」
Aを見るなり泣きながら飛びついてきた
「っと…!二人とも…」
SS「ジュジュビエーヌは?!」
「大丈夫、ゴールドがしっかり診ててくれてる」
そう言われるとシャシャはより一層泣いてしまった
「大丈夫、大丈夫よ」
シャシャの頭を優しく撫でながら慰めるA
「チップも良く頑張ってくれたね」
TP「……うわぁぁあん‼」
「ごめんね、本当はマンマが来てくれたら一番だろうけど、マンマもジュジュビエーヌ助けるのをお手伝いしてるから…」
そう言うAにシャシャとチップは首を振った
SS「それは違うよ‼」
「そっか、ありがとうシャシャ、チップ」
しばらく泣いていた二人は泣き疲れたのか寝てしまっていた
「少しは落ち着くといいけど…」
大切な人が居なくなることほど怖いことはない
それをAはよく知っている
「絶対に大丈夫だから、待ってるんだよ…!」
そう言ってシャシャとチップのいる部屋を出た
ドアの横でもたれかかり3人の話を聞いていた人がいた
T「泣き止んだな、寝たのか?」
「トリックさん、戻ってたんですね」
T「緊急で呼び戻されたからな、船長に」
トリックは指の上で金貨を遊ばせながら続けた
T「なぁ賭けしないか?」
「な、なんですか?いきなり…」
T「俺はアンタのことをよく知らない、だから金貨の表が出れば相手に質問できて、裏になれば質問される、これでどうだ?」
「別にいいですけど…」
トリックは妖しくニヤリと笑うと金貨を高く弾いた
(パシッ!)
T「表だ」
Aが金貨を返すと裏だった
つまり…
T「俺からの質問に答えろよ?」
これがイカサマとも知らずに
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ミリ(プロフ) - ギプスじゃなくてギブスです...全くの別キャラとして書いているならすみません!! (2018年8月25日 1時) (レス) id: ff0cc38f6b (このIDを非表示/違反報告)
岬(プロフ) - ジュジュビエーヌってマーガレッテだったような気がします…私の間違いだったらすみません (2018年8月20日 21時) (レス) id: ad8a21236d (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年8月15日 18時) (レス) id: 937bd9108b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MRC | 作成日時:2018年8月15日 18時