･ ページ11
匠海side
匠海「熱いなぁ、熱あるんやろな」
遡ること数十秒前、個人でダンス練習をしようと思って来てん。
でも、ドアを開けようとした時、フラッフラの威尊が
俺を見て、そのまま床に倒れ込んできた。
びっくりしたけど、それで威尊を驚かせちゃうのは悪いからなるべく冷静になることを意識した。
威尊「ごめ、たくみ、」
匠海「大丈夫やで、柾哉くんとか呼ぶな？」
威尊は普段体調不良とかあんまりならんし、何より
体調には人一倍気を使っていたから珍しい。
威尊「きむは、だめ、」
話すのも辛そうな威尊に、しゃがみこんで目線を合わせる。
匠海「なんで？そっちの方が楽やろ？」
威尊「怒られるから、頑張りすぎてるって。ストイックすぎん？って」
前にもそれで柾哉くんに軽くお説教されてたのを
思い出す。
あの時の威尊、シュンとしたうさぎみたいやったなぁ。
匠海「でもここだときついやろ？誰か呼ばんと俺だけやと厳しいわ、、」
解熱剤とかも持っている訳もなく、とりあえず水をたくさん飲ませるしかない。
威尊「落ち着いたら帰るから、少しだけ面倒見てや、、」
そういつものにこにこした笑顔ではなく、余裕なさげで申し訳なさそうに笑う威尊に、断る理由はなかった。
匠海「ほんまにしんどくなったら言ってな？」
そうして隅っこに体育座りをして丸くなる威尊を気にしながら、軽くダンスの練習を始めた。
……のはいいんやけど。
威尊だいぶ辛そうやな。
肩で息をしちゃってる感じやし、体育座りはしているけど、辛そうに下を向く回数が増えた。
……柾哉くんに連絡やな。
そう思って、柾哉くんに連絡した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 148人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りこぴん - そうなのですね、、いきなりすみませんでした！みになNINIさんのお話とても大好きなので紅一点×体調不良系のお話も読んでみたいです！ (4月21日 13時) (
レス) id: 58bd8e083c (このIDを非表示/違反報告)
みになMINI(プロフ) - りこぴんさん» うわぁぁあごめんなさい💦今のところ主ちゃん登場する予定は無いです(>_<)💦 (4月5日 20時) (レス) id: bac6a986c0 (このIDを非表示/違反報告)
りこぴん - いつもお話楽しく読ませてもらってます！体調不良系のお話大好きなので夢主ありでも読んでみたいです！ (4月3日 7時) (レス) id: 8a2058cd06 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みになMINI | 作成日時：2024年2月5日 18時
