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──部活､行かなきゃだな｡
そんな事を思いながら家庭科室まで行こうと三階まで上がろうとした時｡ ふと頭に過った｡
…シャオに会いに行く体で､天乃さんの姿だけでも…
｢…いや､なんか…それは…｣
さすがにあれか？なんて｡
…そんな事を考えるようになってしまったんだな､私は｡ こんなの傍から見ればしっかり恋する乙女じゃないか｡ 止めよ｡ 喫茶店に出す為の会議も含んでいるんだ､早く行かないと｡
そう思い､三階に続く階段を登ろうとした時｡
｢ロボロくんは誰かにリボン渡すの？｣
｢んッ！？俺ぇ！？｣
三階の方から､天乃さんと女性の声が聞こえた｡
『リボン』の言葉に反応し､私は咄嗟に一階まで続く階段の方へ駆け下がる｡ なんてこった｡ タイミングが馬鹿すぎる｡
でも､リボン｡ リボンって､確か告白の意味も兼ねてるんだよね｡ 渡すのかな､渡すとしたら私…
｢…あー…まぁ…渡そうかなって人は…いますねぇ…｣
──天乃さんの言葉がドクンと心臓に響く｡
｢え！？冗談で聞いたのに居んの！！？ちょ､誰！？｣
｢いやそこまではちょっと！｣
誰かまでは言いたくなかったのか､バタバタと逃げて行く足音と｢あー！！ロボロくん待ってよ！！｣とその後をまたバタバタと追い掛けて行く女性の足音が聞こえる｡
……私､フラれたって事に､なるんすよねぇ｡ 渡すとしたら｡ これやっちまったなぁ｡ タイミングがマジで悪かった｡
カン､カンとまた階段を上る｡
…そうだよなぁ｡ 今までは友達として接してくれてたから､やっぱりあの距離感だったんだろうなぁって｡ 今更ながら実感した｡
改めて三階へ行こうとすると､今度はシャオが降りて来る｡ あぁもう､タイミングが悪い｡ どうして天乃さんより先に教室へ帰ってないんだ｡
｢ん､Aやん｡ 部活？｣
｢…うん｡ 部活｣
｢…？どうしたん､元気無いな｡ 何かあったんか？｣
｢いや…うーん…｣
｢何や｡ 言うてみ｣
肩に手を置き､逃げられない状況にされた｡ ので､私は大人しくシャオに｢勝ち目がもう無いんよ｣と告げる｡
そういや､相談は乗ってくれたけど改めて『好き』な事を自覚した話はしてなかったなって｡ だから､濁してしまった｡
｢…？勝ち目？な､何の話？｣
｢別に｡ それだけだから､じゃあね｡ 部活頑張れ！｣
｢は､ｯ待てや！A！｣
…やっぱ､『推し』として見てれば良かったな｡
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ガルパニ｡(プロフ) - りっかさん» ご愛読ありがとうございました！✨️本当に自己満足でしかない作品でしたがそう言って頂けると感無量でございます…！❤️🔥他の作品達も引き続き自己満足でしかありませんが､宜しければまた覗いてくださると嬉しいです✨ (4月14日 17時) (
レス) id: 9848d4898e (このIDを非表示/違反報告)
りっか - 遅れましたァ！完結おめでとうございます!!!ほんとに楽しく読ませていただいておりました！1番目位には大好きなお話だったので完結は少し寂しいような気もしますが案の定！神でした！ほかのお話も楽しみにさせていただきます!!! (4月14日 15時) (レス) @page42 id: eb4b431a4e (このIDを非表示/違反報告)
ガルパニ｡(プロフ) - 人外人間白乃雫さん» 神という感想しか無い…なんですって…！？(？)変なノリで返してしまいましたがそう言って頂けて本当に嬉しいです！😭✨️最後の神話であり伝説が面白くて笑ってしまいました😂ありがとうございます🙏✨️ (4月6日 11時) (レス) id: 9848d4898e (このIDを非表示/違反報告)
人外人間白乃雫(プロフ) - この話:神 次回予告:神(予言) ガルパニ。様の他の作品:神 ガルパニ。様:神話 結論:神話であり伝説(？？？) (4月6日 1時) (レス) @page41 id: 4a8cb482e0 (このIDを非表示/違反報告)
ガルパニ｡(プロフ) - シロクもさん» ご愛読ありがとうございました…！✨️あくまでも友人として主を慕っているshpであれ…！解釈一致とんでもなく嬉しいです…ﾍﾍ…☺️こちらこそ最後まで自己満足に付き合って頂きありがとうございました！！🎊 (4月2日 22時) (レス) @page40 id: 9848d4898e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ガルパ二｡ | 作者ホームページ：http://ginga1106
作成日時：2024年3月8日 11時
