喫煙者と禁煙者は付き合えるか . shp ページ4
shp side.
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｢ショッピくんてさ､煙草詳しい？｣
｢…さぁ､詳しいかと言われるとって感じです｣
｢ふぅん…この煙草って重い方？｣
｢あー…結構重いんちゃいますかね｣
とある昼休み｡ 煙草休憩をしていると､嫌煙家として有名な先輩であるA先輩が喫煙所へ入ってきたのだ｡
入った瞬間､眉を顰めながらも俺を探していたのか､話しかけられたと思ったらそう質問をされたのであった｡
｢…あんなに煙草嫌ってたのに､吸うんですか？｣
まだ少しだけ残っていた煙草を灰皿に擦り付け､出来るだけ副流煙をA先輩に吸わせないようにと火を消した｡
その様子に気が付いたのか､｢ごめんねわざわざ､消してもらっちゃって｣と申し訳なさそうに笑う｡ 気遣いの鬼であるアンタに言われたくない｡ そう思いながらも｢別に｡ 良いですよ｣と二言返した｡
｢いや〜…吸うと言うか｡ 元彼が残して行ったんだよね､私の家に｣
｢…はぁ｡ ちなみに何を理由に別れたんですか｣
｢ん？私の家で浮気｡ ここまで堂々とした浮気されたらさ､もう笑いもんだから全然気にしてないんだけどさ｣
ふはは､と笑っているが､誰がどう見ても先輩は無理をした笑いをしていた｡ 空元気と言うヤツであろう｡
その証拠に､今こうして元彼の煙草を手にして､わざわざ苦手な喫煙所にやって来ているくらいなのだから｡ 相当精神が不安定なんだろう｡
｢…なんかさ､やっぱ吸ってる身としては禁煙を強制されるのってしんどいんだって｡ …まぁ､一つのストレス発散方法なのは分かってるんだけどさ？身体が悪くなるだけなのになって､思う訳で｣
それはご最も｡ 俺にも刺さる言葉だ｡ 煙草を一度吸ってしまえば､吸う事を止めるなんて事はほとんど無理であろう｡ 経験者は語る｡
でも､この勢いだと先輩は──…そう思った俺は先輩の手元にあるクッドい銘柄の煙草を奪い取り､即座に火を付けた｡
｢あ…？｣
｢──…あッま…｣
｢…何で取ったの？｣
｢…先輩が､こっち側に来る理由なんて無いんで｡ 没収しようと｣
そう言いながら､シッシッと喫煙所から出て行くように促すと｡
｢…ふは､かっこええね｡ ショッピくん｣
そう､はにかみながら言うもんだから｡
｢…うっさい｡ はよ出てけ｣
…思わず､口が悪くなってしまった｡
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──喫煙者と禁煙者は付き合えるか｡
そう､好き『やった』んや . kn→←『幸せを呼ぶ青い鳥』？なるわけねェだろ悪魔なんだから！
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ガルパニ｡(プロフ) - 灯さん» いつかはどれかのフル小説を書きたいなぁ､と思うくらいには好きな短編ばかりなのでそう言って頂けると本当に嬉しいです！✨️今後も体調第一で無理なく執筆して行きますので自己満足にしかすぎない小説達を宜しくお願い致します…！🙇♀️ (7時間前) (
レス) id: 9848d4898e (このIDを非表示/違反報告)
灯(プロフ) - 短編なはずなのにひとつのストーリーがずらずらずらと頭の中で流れるようでありました。どの話もとても好きです。ガルパニ。様の言葉選びがとても好き…表現が豊かでそれぞれのキャラが生きているように感じます！お身体に無理なくご執筆頂ければ私は幸せでございます… (5月8日 23時) (レス) id: 3e566e3157 (このIDを非表示/違反報告)
人外人間白乃雫(プロフ) - ガルパニ｡さん» ( º∀º)∵∴ｸﾞﾊｯ! (4月15日 19時) (レス) id: 4a8cb482e0 (このIDを非表示/違反報告)
ガルパニ｡(プロフ) - 人外人間白乃雫さん» ☺️ (4月13日 23時) (レス) id: 9848d4898e (このIDを非表示/違反報告)
人外人間白乃雫(プロフ) - ガルパニ｡さん» ｳ、ｴｪ、ｵｫ…ヘ？( º дº)ﾊﾟｯ…ﾊﾟｴ?(？？？) (4月13日 20時) (レス) id: 4a8cb482e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ガルパ二｡ | 作者ホームページ：http://ginga1106
作成日時：2024年2月23日 19時
