好感度マイナスから始まるラブストーリー . sho ページ2
学パロ
sho side.
--------ｷﾘﾄﾘ線--------
｢あれぇ？Aさんそこの問題解けないんですか？俺もう解いてるんで教えてあげましょうか〜？｣
｢お前に教えてもらうなんて何回輪廻転生しても嫌ですｩ｡ つか黙ってやれよ｡ 話しかけないでください｣
｢はぁ？俺がわざわざ教えてあげようとしとんのに何やねんその態度｡ ホンマに可愛くないわぁお前｣
｢お前に可愛いと思ってもらいたい訳じゃないんで｡ はい｣
最初は話しかければ話しかけるだけ何か返ってくるのが面白くてちょっかいをかけまくっていただけだったのに｡ いつの間にか俺達は毎日のように口喧嘩をする仲だった｡
殴ったら殴っただけ反応するなんてオモロいやん？とケラケラしながらそんな事をロボロに話していると｡
｢お前…Aさんも女性なんやから俺らみたいな扱いは失礼やで｡ ホンマに…泣かせたらお前責任取ったりや？｣
今まで泣いた所なんて見た事無いのに｡ 今更泣く訳無いやんとその時は軽く流していたが｡
｢……っ､クソ…シャオロンにっく…見られた…っ｣
──ほぼ誰も通らない､人気の無い所でAは一人静かに泣いていた｡
｢…ど､どうしたん？な､泣くなんてお前らしくな…｣
｢今､お前の煽りを聞く気分ちゃうねん｡ やめろ｡ 消えてくれ｣
｢ち､違う｡ ちゃんとお前の事心配して…｣
Aの手を取ろうとするも､その手は勢い良く叩かれてしまった｡
｢…あんなに､あんなに…私の事馬鹿にしといて今更『心配』しとるなんて言われても信じられる訳無いやろ…ッ！｣
嫌悪感に塗れた目｡ そんな目を向けられた事なんて今まで無かったからなのか､俺の心臓が悲鳴を上げているような感覚に陥った｡
そして､そこでロボロの言葉をふと思い出す｡
──泣かせたらお前責任取ったりや？
…あぁ､俺､コイツに嫌われるのが怖いんや｡ だったら｡
また叩かれるかもしれない事を無視して､素早く俺はAの右手を両手で優しく包み込んだ｡ Aの目が大きく見開いた｡
｢お､俺ッお前の事大事にする！責任取るから！！｣
｢ッはぁ！！？？｣
｢もう絶対煽らん！！大切にする！｣
｢いや急にそんな事言われても気持ち悪いわ！！！｣
｢俺と付き合ってください！！！！！｣
｢いや…ッそうはならんやろォ！！！？？？｣
--------ｷﾘﾄﾘ線--------
──好感度マイナスから始まるラブストーリー｡
『幸せを呼ぶ青い鳥』？なるわけねェだろ悪魔なんだから！→←俺と彼女の『最後の』三日間 . tn ※
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ガルパニ｡(プロフ) - 灯さん» いつかはどれかのフル小説を書きたいなぁ､と思うくらいには好きな短編ばかりなのでそう言って頂けると本当に嬉しいです！✨️今後も体調第一で無理なく執筆して行きますので自己満足にしかすぎない小説達を宜しくお願い致します…！🙇♀️ (10時間前) (
レス) id: 9848d4898e (このIDを非表示/違反報告)
灯(プロフ) - 短編なはずなのにひとつのストーリーがずらずらずらと頭の中で流れるようでありました。どの話もとても好きです。ガルパニ。様の言葉選びがとても好き…表現が豊かでそれぞれのキャラが生きているように感じます！お身体に無理なくご執筆頂ければ私は幸せでございます… (5月8日 23時) (レス) id: 3e566e3157 (このIDを非表示/違反報告)
人外人間白乃雫(プロフ) - ガルパニ｡さん» ( º∀º)∵∴ｸﾞﾊｯ! (4月15日 19時) (レス) id: 4a8cb482e0 (このIDを非表示/違反報告)
ガルパニ｡(プロフ) - 人外人間白乃雫さん» ☺️ (4月13日 23時) (レス) id: 9848d4898e (このIDを非表示/違反報告)
人外人間白乃雫(プロフ) - ガルパニ｡さん» ｳ、ｴｪ、ｵｫ…ヘ？( º дº)ﾊﾟｯ…ﾊﾟｴ?(？？？) (4月13日 20時) (レス) id: 4a8cb482e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ガルパ二｡ | 作者ホームページ：http://ginga1106
作成日時：2024年2月23日 19時
