【HQ!!】私は脇役(モブ)で充分なのだ｡【烏野】

脇役は愛されない ページ5

もう少しで部活が終わる｡



本当に1日って早いよなぁ｡

ぽけーっとそんなことを考えた｡





まだ此処にいたいなぁ…









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｢A！｣









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縁下に名前を呼ばれたときには遅かった｡





バァンッと額に硬いバレーボールが直撃｡









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｢｢ぶっはー！！！！！！｣｣



｢ちょ､西谷田中笑ってないで心配してやれ！！！！！？｣

｢いつも潔子さんに飛びつこうとしているのを邪魔する罰だろうからな！！！！！｣

｢ざまぁ海城！！！！！！！！！！｣



｢わああああぁあAせんぱああぁあああ｣

｢日向ボケェ！！！！！！！！！！｣









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心配してくれるの2年以外って｡

影山は完全に違うと思うけど｡

同い歳なのにこの態度は酷い｡



脇役だからしょうがないか､愛されないもんなぁと勝手に自己解決する｡









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｢だ､大丈夫です､ういっす…ちなみに当たったの額だけなんで心配しないでくださいね｣









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全然大丈夫じゃないけど｡

めちゃくちゃヒリヒリする｡









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｢Aちゃん保冷剤｣

｢潔子さん天使､ありがとうございます…｣

｢保健室行かなくていいですか！！？一緒に行きましょう大丈夫ですか…！！？｣



｢先輩後輩優しすぎて…｣









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2人の優しさに涙がホロホロと零れそうになった｡









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｢俺らも優しいよなぁ？｣

｢そうだなぁノヤっさん？｣





｢テメェらを優しいと思ったことは1度もねーんだよお前ら以外は皆優しいけどな！！！！！！！！！！｣









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帰りたくないと思った数分前の自分へ｡



数分後には今すぐ帰りたいと思ってるから安心してね｡









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