【stpr】ヤギ声くんの幼馴染み【青】

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｢Aちゃん本当に彼氏いないのー？｣

｢おっちゃん彼氏に立候補しようかなー？｣



｢間に合ってますんで､大丈夫です｣

｢あと､仕事中ですんで口説くのはやめてくださいませんかーうちの可愛い後輩にー｣

｢｢えぇ〜｣｣





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店長神かよ｡



最近この人達常連になってくれたのは嬉しい(金貯まる)けど､隙あらば手触ろうとしてくるんだよな｡

店長に言ったらちゃんと対応してくれた｡





店長みたいな人と結婚したいわ｡



そんなことを思っていると｡





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｢はーいAさん上がってくださーい｣



｢店長1名様ですー｣

｢自分から迎えに来てって言ったのにそれはないわ｣

｢嘘｣
｢じゃなきゃ困る｣





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店長の他にもころんにも話してあるからね｡



いやぁ頼れる人がいるっていいね｡





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｢Aちゃんの彼氏？｣



｢…幼馴染みです｣

｢へー､Aちゃん貰っていい〜？幼馴染みくん〜｣





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Aをですか？とそのおっさんらにだるそうに聞くころんを横目に､早目に切り上げた方が良さそうだな､と店長にお願いをしにいった｡

待ってろころん助けるぞ｡





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｢あんがところん､ちょっと助かった｣



｢…いつも言われるの？あんな感じで｣

｢うん､だからころん呼んだんだけど｣



｢ふーん｣





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流石に幼馴染みでもそんなことを頼まれるのは嫌だったよね､ごめん｡



そう私が言う｡

今日の対応の仕方を見てて本当に嫌そうなのは明白だし､これからは店長だけ頼ろうかな｡

そう思っていると｡





鼻をぎゅっと摘まれた｡





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｢ふがっ｣



｢ぶっあはははははっ女らしさの欠片もない声出してやんのー！！！！！！｣

｢ｯクソウザいなお前！！！！！！！！！！｣





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何だコイツふざけんな､と私も仕返しをしていると｡





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｢ちゃーんと､僕も頼れよな！｣



｢！…うん､ありがと､ころん｣

｢あと趣味悪い人達に言っといたから｣

｢え､何を？｣









｢A､あー見えて部屋汚いし性格もブスですよって！！！！！｣

｢前言撤回やっぱウザい！！！！！！！！！！｣





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