泊まるの？ ページ5
「……………。」
気まずい、、、、？
「あー、ッと。翔君、なんか飲む？
喉、乾かない？」
「うん、今いい。
風呂から出て、飲む。」
………………。
んっ？
風呂っ？
「えっ？ 今 お風呂って言った？」
「言ったよ。」
「あの、、えっ？ ちょっと意味分かんない。」
「えっ？ だからそのまんま。
風呂から出たら、って事。」
「………………。」
「着替えなら 持ってきてるし、心配ないよ？」
いや、その心配もあるけどさ。
「翔君、仕事は？」
「あー、朝 ゆっくりめだからね。大丈夫。
ここに橘が迎えに来るし。」
「えっ？そうなの、、、、って！！
はっ？
着替えあるとか、最初からそのつもりだったのっ？」
「そう。
なんか おかしい？」
「いや、おかしいでしょっ？
付き合ってもない状態で、よく “泊まろう” 、なんて思ったよね？
準備万端なのはいーけど！
イヤ、良くないけどっ！？
あたしが 翔君の事、振ってたらどうしたのっ？」
「そりゃあ、仮に “付き合えない” って、フラレたとしても 友達関係は 変わんねぇんだから、泊まったってよくない？」
？
そう？
そうゆう考え方？
「う、、、うん、、まぁ、、、そうかもしれないけど、、、、？」
「でしょ？、、、うん。
話まとまったから、お風呂、入ってくるわ。」
なんか よく分かんないけど、うまく丸め込まれた？
お風呂、泊まる、、、、、
どーすんのよ？
ヤッバイじゃんっ！
また心拍数、上がってきたっ！
「どこ？ 教えて？」
「この部屋出て、すぐ左、、、だけど、ちょっと待ってね。」
ソファから立ち上がって バスルームへ向かう。
干してた下着、片付けといて良かったー(笑)
見られて困るもの、他にないよね、、、
バスタオルを分かりやすい場所に出しておこう、、
「もう、いい？
入るよー？」
バスルームに翔君が入ってきた！
「わっ、ちょっと待って！
すぐ出るっ！ タオル、これ使って！」
「ありがとー、」
バタン。
リビングに戻ってイスに座る。
なんなのよ、ホント？
着替えまで準備して。
やたら荷物多かったのって、そのせいだったんだ、、、
翔君って 時々 強引だよね、、、
考え方、ついてけないって思う時 あるし。
展開早過ぎるとこ、多いし、、、
せっかちなのかな？
(笑)
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作者名：和妃
| 作成日時：2016年10月31日 15時
