いつでも来て ページ38
「四柱神社の事だよね？」
「よく知ってるね(笑)願い事結びの神様。
行くと いいよ？
俺も行ったからさ？」
そーなんだ、、、
翔君の願い事って、何なんだろ？
やっぱり 嵐として 活躍し続ける事が1番だよね？？
それとも その当時に付き合ってた人との事を お願いしたのかな、、、、
ヤダヤダ。
そんなの考えたくない！
「Aちゃんは 何をお願いするの？」
「翔君？ それ、人に話したら意味ないから(笑)」
「あっ、そっか(笑)」
「俺も行きたいな、Aちゃんと一緒に。」
「えっ？」
「一緒に 居たい、もっと、、、」
なんて、甘い言葉を吐くんだろ。
まるで、翔君らしくない(笑)
顔が近付いて 頬にキスされる。
腰に手が回ってグッと引き寄せられて、より一層体が密着する。
「あたしもね、一緒に居たいよ？
だから、ここにね、翔君が来たい時、来れる時に来てくれたらいいから。
その為に鍵、渡してる。
遠慮しないで、いつでも来て？」
自分でも びっくりするような大胆発言！！
「いいの？
いきなり 夜中に “ただいまー、腹減ったー” って 帰って来ても 怒らない？」
「怒んないよ？」
「“今すぐ、メシ作ってー！” って、ワガママ言ったら？」
「その時は申し訳ないけど、カップ麺にお湯入れます(笑)」
「じゃあさ、“メシも食うけど、Aちゃんも食べるー” って 言ったら？」
「は？ な、、、なに、、それっ？？
それは、却下でしょっっ？！」
「あれ？ダメか、、、(笑)
冗談抜きで、来ていいって言われたら、ホント 鬼のように 時間がある度に来るよ？」
「いいよ。
翔君が来たいと思うんなら、それでいい。」
「分かった。ありがと。」
ムギュ〜、って。
思いきり抱かれて。
安心感に包まれたなら。
唇に翔君が 触れる感触がして。
「おやすみ、、、」
低い声を聞き終えてから、眠りについた。
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作者名：和妃
| 作成日時：2016年10月31日 15時
