願い、ひとつ【S.S】PART3 (ページ24)

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めっちゃいい事ページ24

「有紀ちゃん、昨日はごめんねー？
せっかく久しぶりに会えたのに、あんな事になっちゃって、、、」

次の日の休憩時間に有紀ちゃんに電話をした。

『うん、大丈夫だけど、Aこそ、大丈夫だった？

もうね、あたしじゃ手に負えないと思ったから悠さんにお願いしたんだけど。』

「それが、あんまり大丈夫でもなくて、」

昨日起きた出来事をざざっと説明したら。

『あらー、それは悠さん、災難だったわぁ(笑)
Aに飲ませすぎた事、怒られるかなぁ。
あたしが飲ませた訳じゃないのに？』

その通り。

あたしが勝手に有紀ちゃんのビールを奪い取って、一気飲みしちゃったんだから。

あたしが悪い(笑)

『まぁ、あの人、あんなだけど。

Aの事になると、目の色変えるぐらいだからさ。

いいんじゃないの？世話焼けて。案外喜んでるかも(笑)』

「喜ぶって、、、とてもそんな風には見えなかったけど？」

少なくとも分かった事がある。

彼、オーナーは Sだ！

絶対にねっ！

あたしがアタフタしてるところを見て、喜んでる。

昨日だって、そう。

やるとか、やらないとか言って。

あたしの反応を見て、楽しんでた！

あれは絶対に確信犯だ！

『まっ、何事も無くて良かったわ。
そろそろ仕事に戻るから。、、、あと。あさってだからね！松本城行くの！
ちゃんと覚えててよ？(笑)』

「分かったよ(笑)
楽しみにしてる！

じゃあ、またね、仕事頑張ってね！」

『そっちもね？』

「ありがと。バイバイ。」

通話を終えて。

画面をLINEに切り替えたら。

翔君からメッセージ。

久しぶり。

【今日、20時頃家に居る？
行くけど予定大丈夫かな？】

よっしゃ！！(笑)

誰も居ないし、大きくガッツポーズ(笑)

何も無ければ帰ってる時間、、、

【大丈夫だよ！
もし、変更があれば連絡入れるね！】

俄然、やる気出たっ！

昼からの仕事もバリバリ頑張れるっ！(笑)

めっちゃ、テンション上がりまくって。

そんなあたしの雰囲気をいち早く察知したのは、やっぱり尾田君で。

「店長？マジ、顔ニヤけてますけど？
なんか、ありました？？」って。

なんかありましたか？って。

ありましたともっ！

とーってもいい事がねっ！

「あったよ(笑)内緒、だけどね。」

両手で顔をパチンと叩いてみた。