☆242 ページ11
前髪に翔さんの
柔らかな唇が触れる
あぁ、もう。
甘すぎてどうしていいのか
分かんなくて困る
「い、、いいよ無理しなくても。
どうせすぐに戻って来れるだろうし
大袈裟だって、」
『店が軌道に乗るまでだから
すぐに、とはいかないだろ？』
「え。そうなの？…私はてっきり2.3週間
くらいかな、って思ってたのに」
『いくらなんでもそれはないだろ？
最低でも3ヶ月くらいはみとかないと』
最低3ヶ月、、、、
それだけ こっちを離れてたら
その間に翔さんの奥さんが
出張から戻ってくるかもしれない
そうなればもう私なんか必要じゃ
なくなるんだろうな。
「ねぇ、翔さん。
ひとつ聞いてもいい？」
『何？』
「今回の件って もしかして翔さんが
人事に打診したの？…そんな事ないよね？」
『はぁ？ それはまたなんで？』
「…だって。このタイミングで私が新しい
お店の立ち上げに行かされる、って
変だもん。今までやった事ないのにさ。
翔さん 私のそばにいる、って
言ったのはいいけど ずっと長い期間は対応
出来ない、って思って。
それで遠い場所に私を異動させようと
したんじゃないの？」
『は？俺が？…まさか、、、
たまたま偶然だよ。
…まぁたしかにさ、いつまでもこのまま
べったりとくっついてる訳には
いかないな、って思ったよ？
だからって Aを遠くに出向させるとか。
俺にそこまでの権限はないよ(笑)』
「…そうなの？
じゃあ翔さんは何も関係ないんだね？
松本さんの管轄エリア、っていうのも
たまたまだったんだよね？」
『そうだよ、、、だけど良かったじゃん
全く知らない奴がいる場所に行く訳じゃ
ないから少しは気が楽だろ？』
「うん、、、まぁそうだけど」
『忙し過ぎて3ヶ月なんかあっという間に
過ぎるよ、、、
あ。ただ時間が経てばいい、ってもんじゃ
なかったな。結果出さなきゃいつまで
経っても帰って来れないかも(笑)』
「えー、それやだー。
めちゃくちゃ頑張って早く帰って来る！」
『お。その調子。
早いとこ成果が出せるように頑張れよ？』
頭をグシャグシャッ、と撫でると
「風呂の湯 溜めに行ってこよ♪」って
翔さんがお風呂場に向かった
“3ヶ月なんか あっという間に過ぎるよ”
“必ず会いに行くから”
私の“声”と“顔”を
“定期的に確認しに行かなきゃ駄目だな(笑)”
そう言ってくれた翔さんに後押しされて。
翌日、
人事部長に出向承諾の旨を伝えた
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和妃(プロフ) - 翔奈さん» 翔奈さん、コメントありがとうございます！甘めの翔さんを目指して？書いてます。引き続きお付き合いくださいませ☆ (2018年6月1日 16時) (
レス) id: f8c4056e09 (このIDを非表示/違反報告)
和妃(プロフ) - ゆかりんさん» 待ってました！そうですか、そうですか。大変有り難いコメントです！期待に応えられるように頑張りますのでどうかついてきて下さいね (2018年6月1日 16時) (レス) id: f8c4056e09 (このIDを非表示/違反報告)
和妃(プロフ) - Lillyさん» 今回も最高！…ありがとうございます！楽しみにして頂いてて嬉しいです。早く更新できるように頑張りますね♪ (2018年6月1日 16時) (レス) id: f8c4056e09 (このIDを非表示/違反報告)
和妃(プロフ) - ななひさん» 待ってました、って嬉しいお言葉ですね、本当に書いてて良かったって思います^ ^これからも“萌える翔さん”書くよう、頑張るぞー！（笑） (2018年6月1日 16時) (レス) id: f8c4056e09 (このIDを非表示/違反報告)
和妃(プロフ) - あらしだいふくさん» 楽しみに待ってるよ、の言葉で頑張れます！心から感謝！ありがとう☆ (2018年6月1日 16時) (レス) id: f8c4056e09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和妃
| 作成日時：2018年4月17日 23時
