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それを聞こえないフリをして
先にはぐらかしたのは櫻井さん。
『そろそろ帰ろっかな。
Aは どうする？
まだ いるのか？』
「あっ、、ううん。
私も帰る、」
櫻井さんと 少しでも一緒にいたくて
あわせる。
雅紀のお店に立ち寄って
一杯飲んでから 電車に揺られて一緒に帰る。
そしていつも決まって 私が降りる駅で一緒に降りて、
アパートの下まで送ってくれる。
初めは
「お茶、飲んで帰る？」って声を掛けてたけど、
『いや。今日はいいわ、』って
何度か断わられて。
そのうち それも言わなくなった。
大野店長の言う通り、
あの時櫻井さんが家に来て 連泊したのは
ただ単に 私の事を心配したからなんだと思う。
『じゃあな。また今度、』
「ありがとう、気をつけて帰ってね？」
『ん。おやすみ』
階段の1番上に上がって 櫻井さんの姿を確認して
急いで玄関のドアを開けて電気を点け、
カーテンを開けて 窓から顔を出す。
街灯の下、櫻井さんが こっちに向かって
手を振ってくれる。
私もそれに応える。
私の部屋の電気が点いて、
顔を確認してから背中を向けて歩き出す櫻井さん。
その後ろ姿を見て、
何度 走って追いかけようとしたことか。
何度 電話をかけて「戻って来て欲しい」って
言おうとしたことか。
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その一言が言えなくて。
切ない、
もどかしい想いを たくさん重ねていく。
櫻井さんが好き。
大好き。
もうこの気持ちを
抑える事なんて出来ない。
玉砕したって いい。
櫻井さんに 想いを伝えたい。
明日、キラリに寄って
櫻井さんを御飯に誘ってみようかな。
ピザとパスタをシェアして食べる、っていうこないだの約束 まだ果たせてないし。
それで 帰りに櫻井さんに、、、
……そうしよう。
そう心に決めたら
なんだか 気持ちが楽になった。
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和妃(プロフ) - natumi_arashi♪さん» natumi_arashiさん、嬉しいコメントありがとうございます！書き終えて ホッと一息ついていると同時に どこかポッカリと穴が開いたような気分になっております（笑）気を取り直したら もうひとつの方のお話をUPしようと思ってます。そちらも覗いてみてやって下さい、、、 (2017年7月21日 23時) (
レス) id: 485289ceb3 (このIDを非表示/違反報告)
natumi_arashi♪(プロフ) - 巡りあわせ とーってもキュンキュンしながら、読ませて頂きました！小説として更新楽しみに過ごしてましたし、読んでる時は幸せでした！ドSな翔さんや、優しい翔さんなど書いていただいてありがとうございました。また他の小説でも読ませて頂きます！ (2017年7月21日 22時) (レス) id: 791a53a951 (このIDを非表示/違反報告)
和妃(プロフ) - ぐちこさん» ぐちこさん！最後までお付き合いありがとうございます！完全純潔な想い、とまではいきませんでしたがなかなかの真面目一本な翔さんが描けたかな、と思っております（笑）リアルな方に戻りますが、よければそちらも見守って頂けたら嬉しいです☆ (2017年7月21日 6時) (レス) id: 485289ceb3 (このIDを非表示/違反報告)
和妃(プロフ) - みかぽさん» みかぽさん、ありがとうございます！みかぽさんにとって最高の結末になったようでよかったです^ ^ このお話は終わってしまいましたが また別の場所でもお付き合い頂けたら幸いです(^ ^) (2017年7月21日 6時) (レス) id: 485289ceb3 (このIDを非表示/違反報告)
ぐちこ(プロフ) - 完結、お疲れ様でした♪とってもドキドキさせてもらいました(*´艸`*)一途な翔さんに想われた主人公ちゃん♪きっとこの上ない幸せですね♪素敵な完結、ありがとうございました(*^^*) (2017年7月20日 23時) (レス) id: 85c8073b6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和妃
| 作成日時：2017年6月25日 15時
