少女とプレゼント【中】 ページ5
レモンちゃんは居ませんか、とマッシュくんの部屋を訪ねたことを、ドットくんに説明した。
「あー･･･そういう理由」
納得した様子で頷くドットくんに、そういう君は何故ここにいるのかと聞くと、マッシュと遊ぼうかと思って、と返ってくる。
小学生男子かよ、別にいいけど。
「因みに、俺が来たときもマッシュはいなかったぜ」
そうなんだ、と答えて、次にボクは、大本命であるレモンちゃんのことを聞いた。
さっき、Aちゃん"も"と言っていたので、レモンちゃんも来ていたはずだが･･･、ドットくん、明らかに避けて話してるよなぁ。
「レモンちゃん･･･レモンちゃんね･･･」
案の定、なにか思うところがあったようで。ドットくんは分かりやすくテンションが下がった様子で、レモンちゃんもここに来たよ、と細々とした声で呟いた。
「え、来たの？」
「うん･･･マッシュがいないって分かると、すぐに帰って行ったけどな」
そう言うが最後、ドットくんはどこかのボクサーのように燃え尽きてしまった。
なんか可哀想なのでそっとしておくことにした。
「･･･」
杖を振って、呪文を唱える。びびでばぶでぶー。
「･････････あのさ、ドットくん。明日の放課後、君の部屋に行くから待っててね」
早口にそれだけ言って、ボクは部屋を後にした。
人の心を覗くのは好きじゃない。みんながみんな、プラスの感情ばかり抱いているわけじゃないから。
だけど、ドットくんの気持ちは見てみたいと、なんとなく思った(覗かれる方は堪らんだろうけど)。
君が嬉しそうにする顔を見てみたいと思った。
「と、いうわけで遊びに来たよー！」
「･･･いらっしゃい。同室の奴はいないから、好きにしていいよ」
放課後に遊び行く、とだけ行って来たわけだけど、案外部屋は綺麗にしているらしい。男の子の部屋なんて行ったことがないから分からないが、みんな汚いのかと･･･。
でもそういえば、フィンくん曰くドットくんは育ちが良さそう、らしいので、普段から綺麗にしているのかもしれない。
さて、それじゃあ大本命。
「はい、ドットくん」
「･･･何？」
「プレゼントだよ。レモンちゃんからじゃなくて悪いけど」
またもや文字数ヤバイので→
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さくさん(プロフ) - ひゃあああああこういうの大好きです！！！！更新お待ちしております…♡ (6月13日 8時) (
レス) id: d31a4e6606 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - ドットくん何気に好きなので楽しみにしてます‼️更新頑張ってください^ ^ (6月5日 20時) (レス) id: 390c1a0e26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うぐいす。 | 作成日時：2023年5月21日 16時
