山下の恋人女優だってよ

応援 ページ28

8月、ナサケの女の撮影が終わり

家までメグさんに送ってもらってる途中で
　
メグさんがいつもとは違う雰囲気で言った

メグさん「そろそろ、白状したらどうですか？」

『何が？』

メグさん「10年間一緒に仕事をしてきて、私の目を誤魔化せると
　 思いますか？」

あぁ、多分智くんとの事だろう

流石メグさんだ、と思いつつもまだ社長にも

話してないのでしらばっくれる事にする

『思わない』

メグさん「そうですか、では単刀直入に聞きますね
　 山下さんとお付き合い始めましたよね？」

メグさんのあまりにも単刀直入過ぎる質問に

飲んでいたお茶をむせてしたった

あぁ、もう無理だ でもメグさんなら、話せる

そんな気がした

『、、、メグさん私、付き合ってるよ、智くんと』

メグさん「良かったです、山下さんなら任せられます」

『、、、え？』

ビックリしすぎて声が裏返って出てしまった

だってジャニーズは駄目だとか、看板女優なんだから

もう少し後にしてくれ

とか言われると思ったから

メグさん「どうしたんですか？」

『いや、もっと批判的だと思ったから、反応が良くてビックリして。』

メグさん「いや、むしろ山下さん以外逢名さんを
　 任せられませんよ 山下さんだから良いんです」

『そ、そうなんだ、、、』

メグさん「もっと、ジャニーズは駄目だとか、看板女優だから駄目だ
　 とか言われると思ってましたか？」

思ってた事をそのまま言われてビックリした

『うん』

メグさん「私は山下さんで良かったと思います、
　 でも社長や世間はそうといきません、頑張って下さいね
　 私が出来ることは限られてますが応援しますので」

その言葉で、マネージャーがメグさんでホントに良かったと思った

『うん、今年の内に挨拶に行く、メグさんありがとう』

メグさん「いえいえ、逢名さんも遂に彼氏持ちですか」

『あっ、うん、それよりどうしてわかったの？』

メグさん「落ち着きはありますが、喜怒哀楽が激しくなったのと
　 楽屋に着くとすぐ携帯をチェックしてますね」

『そうなんだ』

それから色んな話をして家に帰った

家に着くと智くんに電話してメグさんに関係を伝えた事を話した

智くんはメグさんなら、と言ってくれた

メグさんに話して応援してると言われただけで

社長に話す不安とかが少し軽くなった

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