ハロウィンは、恋の日でもある。

ハロウィン . # 14 ページ14

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少し静まった夜の7時半 。



食べ終わった私達は雑談とともに笑ったりがち相談したりなど 、 私の望んだ青春っぽいことが今目の前で起こっている 。









重岡「 … さっき 、 女子と神崎さんの好きな人の話してたやろ？ 」








私は一旦輪から外れて一休みしてた時 、 すんなり隣に座ってきた重岡くんは 、 ふとそんなことを問いかけてきた 。









「 … してたよ 」




重岡「 やっぱり 。 」




「 聞こえてた？ 」




重岡「 おん 、 聞こえてた 」




「 へへ … なんか恥ずかしいや 」









改めて重岡くんが " 好きな人 " だ 。 って確認して初めて喋るから

ちょっぴり意識しすぎて 、 また心臓がドクンっと高鳴る 。





重岡くんは俯きながら


「 … 好きな人 、 誰なん？ 」なんて次はそんなことを聞いてきた 。









「 おっ …… ！ …… 教えるわけ …… ないじゃん …… ？ 」




重岡「 っえー 、 今の流れ絶対教えるとこやろ 」




「 な 、 流されないんですぅ 、 私は … 」




重岡「 ははっ 、 なんやそれ 。 ……… 可愛ええから許してまうやん 」









可愛い … か 。




にかってはにかむ重岡くんは前よりももっとキラキラ輝いて見える 。

心臓は壊れそうなぐらい動いてて

重岡くんを前にすると 、 思考回路なんて停止する 。




重岡くんも同じ感じかな




重岡くんも … 重岡くんもこんなんだったら 、 いいのにな 。



でも重岡くんはかっこいいから


こんな地味な私に 、 ドキドキなんてしないんだろうな 。






私以外の人に … ときめいてるんだろうな 。









重岡「 それじゃあ小瀧のとこ行ってこよ … っ 、 ………… 神崎さん？ 」









そんなの … 嫌だ 、 …… 嫌 、 かも 。






小瀧くんの所行こうとした重岡くんの腕を引っ張って 、 引き止める 。


自分でも何がしたいかなんて全くわかってない 。




…… けど




なんかモヤモヤするから 、 なんか気持ちが爆発しそうだから








「 しっ 、 重岡くん！！ 」

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