条件付き結婚しませんか？

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「ファンの皆様、メンバー、そして仕事の関係者様。この度ジャニーズWEST神山智洋は、一般女性と結婚させていただきます」

「結婚してもまだまだ僕はジャニーズとして……」




『結婚、本当に公表したんだね』


「まぁ、……結婚は報告せな、ファンが不安になるからなぁ」






テレビは智洋くんのことで埋まっているけれど、毎日毎日こんなのだから飽きてしまって、テレビの電源を落とす。






『ジャス民さんってみんな揃って優しいよね、何で？私、智洋くんと結婚したら殺されるかと思ったのに』


「はは、んなわけないやん。俺らのファンは優しく助け合って成り立ってるんやで」


『へぇ……なら私も、1ファンとなって応援しようかな』


「その時は神山担、よな？」


『さぁ』





"藤井担だったりしてね"

意地悪してそんなこといえば、わかりやすく落ち込むんだもん。


嫌でも神山担になるって。





「なら、神山担になってもらうために仕事頑張らな」


『その頑張ってる姿、1番近くでみれる私は幸せ者だね』


「せやで？やから神山担決定やな」


『ふふ、そんなになってほしいの？』






"当たり前やろ"

そういった智洋くんに、少し背伸びをしてキスをする。



大丈夫だよ

もう、神山担以上に

……なんて、この先は言わないでおこう。






「瀬良担になりそう」


『私はジャニーズじゃないんだけど』






大好きだよ、智洋くん。




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