7.モテモテ ページ7
＊
告白現場かと思ったら、相手は神山くんだった。
「生徒会で頑張るところとか、
どこまでも優しいところとか……大好きで……！」
神山くんがあの場にいるのは驚きだけど
まぁ、そうだろうなって納得も大きい。
誰に対しても優しく、頭も良く、
決して言わないけどきっと努力も沢山してる。
そんな神山くんを、放っておく女子なんて
いるのだろうか？
だから、告白されるなんてモテモテなんて
当然のことなのだ。
現に私は、神山くんの観察をしてるしね。
「もし、よかったら……付き合って、ください……！」
神山くんに向かって好意を言葉にするのは
とても勇気のいることなのだろう。
あの女の子、本当にすごいな。
私は好きとかそういう次元じゃないから
別にいいんだけど
その勇気は、何となくわかる気がする。
完璧すぎる神山くんに
ちっぽけな私がかなうはずがないんだから。
「……すごく、嬉しい。やけど、その……ごめん。
今、自分のことを精一杯頑張りたいねん。
やから……あっ、自分勝手な考えとは自覚してて……」
ああ、神山くん
断る時でさえ相手の気持ちを考えすぎて
言葉がまとまってないよ。……可愛すぎる。
そんな必死に言われたら
無理に自分の好意を押し付けるだけは
心苦しいよなぁ。
「わ、私の方こそごめんなさいっ……！
ただ……気持ちを、伝えたかっただけというか……
でも、ちゃんと断ってくれて嬉しかった……です。
ありがとう、神山くん」
"でも、あと少しだけ好きでいてもいいかな？"
さっきよりも晴れ晴れとした表情でそう言う彼女に
神山くんは嫌な顔ひとつせず、
"ええよ"っと呟くのだった。
「こんな俺を好きになってくれてありがとう」
「……っ、うん」
……青春って、いいな。
人の告白現場を盗み見て羨ましがる私って
相当気持ち悪く、相当嫌な奴？
でも
またひとつ、神山くんの新しいところを
見れた気がする。
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そらジロー(プロフ) - 過去の作品から読ませていただきました。読んでて、ずっと読みやすい作品もありましたが、この神山くんの話はすこし、文の書き方などがスッキリしていない為、特に読みにくいなぁと思いました。学業との両立は大変ですが、応援してます。 (2021年11月3日 9時) (
レス) @page1 id: 614ab98b9f (このIDを非表示/違反報告)
ぽてとふらい。(プロフ) - ひなさん» コメントありがとうございます。何回も見てくださるなんて…とても嬉しいです！！最近、リアルがバタバタしてしまっているので更新が遅くなりますが、飽きずに最後まで見てくださると嬉しいです！ (2021年2月27日 0時) (レス) id: 9d94f1b87d (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - とてもおもしろいです！何回も見ちゃってます。更新頑張ってください！応援してます (2021年2月26日 18時) (レス) id: 030ed8b055 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽてとふらい。
| 作成日時：2021年2月17日 0時
