スノのえぇ声代表② (ページ40)

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深澤「那津はほんと凄いよ」

榎木「そうかな？」

中学1年生
この間あったテストが返された時
深澤くんは点数が悪くてもへら〜ってしてて、
…いいな

でもここ数日で分かったことがある。
優しい。
形容しがたい優しさや温もりが彼にはあって、僕には心地がいい。

彼の傍に、いたい

〜

黄昏てる。
周りから見たら、そう見えるだろうな

中学の卒業式。
辰哉くんがここから消えて、高校って所に繰り上がるようになってしまう

榎木「…嫌だな…」

深澤「…俺が卒業することが？」

榎木「ぇ？…あ、辰哉くん」

いきなり現れる今日卒業した人
いつからいたのよ？

深澤「ん？」

榎木「…当たり前すぎない？寂しいし」

こはずかしいなぁ

深澤「…そっか。よぉし。俺、高校日出行くんだけどー。どうする？一緒に行く？」

榎木「…！行く！」

うわぁあ、めっちゃ食い気味で答えちゃった…

深澤「あは。行こう」

〜

榎木「榎木那津です」

初めてのグループ活動。

今まで母親がグループでの活動を許可してくれなかった。
今回は、無断。

ここで少し前の記憶を思い出す

社長「Youは、絶ッ対に入った方がいいよ」

滝沢「俺もそう思う。彼らには、君の力が必要だと思う」

本来僕は入る予定ではなかった。
いつも許可が降りないこと、もう1人の同期が個人で活動していることが理由

でも、社長が僕を後押ししてくる。
こんな風に

社長「You！勿体ないよ！入ろ？ね！」

なんか、やばい勧誘受けてる気分…

社長「メンバーは7人。どう？あ、最近仲良くしてる深澤くんもいるよ？」

榎木「入ります！」

社長「お、おぉ…良かった！」

〜

てな感じで入ることになりました。

深澤「那津！良かった…入ったんだね」

榎木「入ったよ。辰哉くんがいるし」

深澤「ぁぁ、かわいぃ」

悶えてる…w

？「仲良いの？2人は」

深澤「そ。てか、こっちこっち」

確か、岩本照さんだったはず

岩本「あ、どうも。さっき自己紹介したけど、同じメンバーの岩本照です」

深澤「これ俺のシンメ」

"これ"ってせめて"こいつ"とかじゃない？
物みたいな…

榎木「榎木那津です。お願いします」

岩本「これからよろしく」

この人もなんだか安心出来る、気がする。

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