スノプリコンビ再来？？

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そして私は、今、その思い出の崖上に立っている。

目の前には、海の方に手をふる母がいる。



「...おかあ、さん？」

母が、振り返り、私を見てニコッと笑った。

母「あっ！A〜！遅かったね〜。ほらみてお父さん！今いいとこなの！！」

ほらおいで！と、母に肩を抱かれ、海の方を見た。







父がいた。

写真でしか見た事がないけれど、あれは間違いなく私の父だ。

ちょうどいい波が来たらしく、サーフボードに乗り楽しそうにサーフィンをしてる父がいた。



母「すご〜い！今日1番の波じゃない！？」

テンションの高い母。

私の記憶通りの母と、父。




「おかあさん.....」

母「ん？どうしたの？」








間違いない。

私の、お母さん。









母「わぁ、！」

勢いよく抱きついた。



「会いたかったっ....」

感じる体温。

頭を撫でてくれる、母の手。

鼓膜を震わす、大好きな声。


母「もう、、どうしたの？」

くすくす笑いながらも、私を優しく抱きしめてくれる。

「お母さん...」



暖かかった。

幸せだった。

ずっと、この時が続けばいいと思った。

この空間から離れたくない。

ここにいたい。






母「A」

急に真剣な声色に変わり、私をそっと離した。


嫌な予感がした。

そっと顔を上げ、母の顔を見た。



苦しそうな、泣きそうな顔をしていた。

「いやっ....」

お母さん、





また私の頭を撫で、そっと両手で私のほほを包み、


私の目を真っ直ぐ見て、母は口を開いた。




母「信じてる」

「、え？」






母「私はいつだってあなたのこと、信じてる。




それを忘れないで。」

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