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やっと泣き止んだ時、もう大人なのに、こんなに子供みたいに泣いてしまったことに一気に恥ずかしさが込み上げてきた。
朝「やっと落ち着いた?」
そう言ったあさちゃんも泣いたあとの顔をしていた。
朝「もう、そのままだと明日目が腫れちゃうよ、こっち来て冷やそう?あとメイクも直す!今日これから会って欲しい人がいるんだから!」
朝顔先生がAを洗面所に連れていく姿を見て、平さんは笑っていた。
平「ははっ。Aが昔と変わってなくて安心したよ」
桑「Aちゃんは、朝顔にとって妹のような存在なんですね」
森「....桑原さん」
Aが前に進もうとしているなら、俺も、変わろうと思った。
森「相談したいことがあります」
それから、桑原さんに連れられて、寝室に来た。
桑「なに?相談って」
森「あの、桑原さんは、朝顔先生のお母さんの話を聞いた時、その、、」
「俺、どう支えてあげるのが正解なんですかね、」
桑「....Aちゃんの様子ね、昔の朝顔とよく似てるよ。」
森「そうなんですか?」
桑「うん。」
「俺たちはさ、震災で誰かを亡くした経験はしてない。その気持ちは、分かるようで分からないんだよ。」
森「...」
桑「森本はさ、今までずっとAちゃんと一緒にいたんでしょ?」
森「はい。」
桑「じゃあ無理に何かを変えなくてもいいんじゃないかな。」
森「え?」
桑「Aちゃんも一緒にいたいと思っているから森本と一緒にいるんだと思うよ。」
森「でも、俺、震災前後のこととか、家族のこと知ったの最近なんです」
桑「無理に共有することは無いよ。俺だってまだ分からないこともある。」
「森本はさ、Aちゃんが助けを求めた時、1番に駆けつけて守ってあげられるような彼氏でいなよ。」
「森本の存在は、Aちゃんの中では十分、大きなものになってると思うよ。」
森「そうです、かね、」
桑「そうだと思う。大切なのは、森本がぶれない事だよ。」
森「....分かりました!」
桑「じゃ、そろそろ姉ちゃん来ると思うし、下行こうか」
森「はい!」
桑「あ、森本
結婚式、楽しみにしてるからな」
森「....また相談してもいいっすか?」
桑「ははっ!
うん。いいよ。」
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sakk(プロフ) - にこさん» 森本刑事の奮闘日記絶対かわいいだろうなぁ(他人事)いくつかシチュエーションは浮かぶんですけど、なかなかしっくり来るものがなくて、、でもいつかは絶対書きたい、、!!! (2021年5月16日 11時) (レス) id: 9d37f89f8e (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - ほんとに琢磨が付き合うまでの奮闘日記が読みたいです笑 (2021年5月15日 14時) (レス) id: fb0a62bca5 (このIDを非表示/違反報告)
sakk(プロフ) - yycyttreさん» 遅くなってしまい本当にごめんなさい(泣)前後のストーリーももっと充実させたいけどとりあえずドラマの最終回を書きたい、!そんな思いから先走って予告を公開してみました笑 (2021年5月15日 1時) (レス) id: 9d37f89f8e (このIDを非表示/違反報告)
yycyttre(プロフ) - 久々の更新で上がったのに、めちゃくちゃ内容気になるじゃないですか!! (2021年5月14日 21時) (レス) id: e5d647a456 (このIDを非表示/違反報告)
sakk(プロフ) - 名無しの権平丸吉之助闐々輪丸さん» ありがとうございます!すごく嬉しいです!!最終回のお話ですよねもちろん書きますよ〜!今ちょうど下書き書いているところでした笑 楽しみにしててください! (2021年3月31日 23時) (レス) id: 9d37f89f8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りふぁ | 作成日時:2021年1月26日 1時